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11話:依頼達成報告と奴隷商会

本日3話目です。


今回にヒロインを登場させる予定が・・・辿り着かなかったorz


次回こそヒロインを登場させようと思います!


と言っても、今日はこれから用事があるため投稿できません。次回作は明日の夜になるかと思います。

 愁はクリス達と合流してギルドに到着した。中はギルドの職員たちが慌ただしくしていた。冒険者は時間のせいか見当たらない。そんな慌ただしさはクリスやギルド職員、一緒に向かった冒険者が帰ってくることで静まった。そんな気まずい中、愁は毎度お世話になっている受付のリムの所へと向かった。


「依頼の完了といくつか報告があります」


 そう言って愁はアイテムボックスから薬草30束、ミニゴブリンの耳65個、ゴブリンの耳12個、ゴブリンメイジの耳1個、ゴブリンロードの耳1個、天上薬草1束を取り出した。


 それを見たリムは開いた口が塞がらない状態になった。隣で仕事をしていたカリンも黙ってしまった。と言うよりギルド職員やクリス達冒険者までも沈黙している。


「えーっと、シュウさん?これは一体どういう冗談でしょうか?」


 目つきが怖い!でも悪くいない!興奮しちゃう!


 ・・・ゲフゲフ。そんな思考はどうでも良いとして、今日あった出来事を報告する。


「ステータスが普通の人に比べて高いとは思っていましたが、ここまで非常識な方とは思いもしませんでした。まず薬草の納品依頼に関しては3回分の達成で3pt、ミニゴブリン討伐の依頼は13回分成功しているので、4回分の8ptを加算してEランクにランクアップです。そして残りの9回の依頼の成功で9pt加算。そして天上薬草1束納品のDランク依頼の成功により2pt。これでDランクにランクアップです。そして余った分が、ゴブリン3体討伐のDランクの依頼を成功させて全部で12体なので4回分の成功。つまりEランクの愁さんは8ptとゴブリンロード討伐の緊急依頼を成功させましたので、2pt。合計すると愁さんはCランクまでランクを上げる事が可能となりました。そして報酬ですが、薬草の納品が1度につき1000Lなので全部で3000L。ミニゴブリン討伐は、2000Lなので全部で2万6000L。天上薬草の納品依頼は3万L。ゴブリンは1度につき2万Lなので合計8万L。ゴブリンロードは500万Lの報酬なので、合計して513万9000Lの報酬となります。確認してください。」


 そう言ってリムが報酬をカウンターの上に出す。リムの依頼の成功の事を聞いた周りの冒険者やギルド職員は唖然としていた。クリスに至ってはあまりの出来事にフラフラとしていた。


 報酬を確認した愁は問題が無かったので報酬を全てアイテムボックスへとしまう。


「確かに報酬を受け取りました。それでは気まずいので失礼します」


 そう言って愁はそそくさとギルドを後にした。愁が出て行った後もしばらくはギルド職員や冒険者たちは唖然としたままであった。



―――…――…―――


 愁は都市を歩いてグレイブさんの武器屋を目指していた。以前の依頼とは違った道を通ったため興味深い建物を発見した。


 奴隷商会。その名の通り奴隷を商品として販売している店である。この世界における奴隷は、主に3パターンに分かれる。犯罪を犯した者がなる犯罪奴隷。借金をした者がなる借金奴隷。そして自らの意志で奴隷になる志願奴隷。ちなみに人攫い等に子供が攫われて、その子供が奴隷になることは有り得ない。奴隷には首輪がしてあり、犯罪奴隷用の首輪、借金奴隷用の首輪、志願奴隷用の首輪の3種類がある。傍目で見ても違いがないが魔力を流すと犯罪奴隷の首輪は赤色、借金奴隷の首輪は黄色、志願奴隷の首輪は青色に光る。


 さて、そんな奴隷商会であるが何故愁が興味を持ったかと言うと神の講義の際に『戦力を補充したければ奴隷を買う事をお勧めする。冒険者と共にパーティーを組んだ場合、お前らの身体能力はほとんどの人から異常と思われるため、利用されるだけされて人生を終えてしまう』と言う有難い忠告を得ていたためである。愁自体は地球にて良い思い出がないため、普通の人はあまり言い方は悪いが信用できていない。クリスやリム、ディンと言った面識のある相手でもある程度は仲良くするも、信用するとまでは行って無い。言い換えると上辺の付き合いと言うやつだ。


 異世界に来てまだ3日目であるが、ずっと1人でいたためどこか寂しさを感じる愁。それならば、お金は掛かるが奴隷を買えば色々変わるのでは?と考えている次第である。


(ま、値段次第で買うか買わないか決めれば良いし、入ってみるか)


 そう楽観的に考えながら商会へと入った愁であった。


―――…――…―――


「いらっしゃいませ!冒険者様ですか?」


「あぁ。戦闘に向いた奴隷を探しているのだがいるか?」


「えぇ、担当の者がおりますので其方に案内いたします」


 そう言って店員は愁を3つある扉の一番左へと案内してくれた。中は現代で言う応接したみたいな感じで、奥に扉が2つ、テーブルが1つとソファーがテーブルを挟むように2つある簡素な部屋だ。


「此方に掛けてお待ちください」


 そうしてソファーに掛けていると一人の男が入って来た。


「冒険者の方、初めまして。私はこの商会で戦闘系に関する奴隷を担当しているカインと申します。どういった奴隷を御所望ですか?」


「16~20歳の戦闘をしても大丈夫と言う奴隷であれば特に条件はない」


「かしこまりました。それでは行きましょう」


 そう言われて愁はカインに連れられて部屋の外から2階へ上がる階段を登った。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


次回こそヒロインが登場します。


これでタグ詐欺から逃れられる・・・はずです・・・。


寛容な目で見守って頂けると有難いです。

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