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光影戦記  作者: かるび
4/8

第一章 平穏な日々()2

「おや、そこそこで騒いでいるのは誰だい?」


……とかいってた先からヤなやつ登場です。


「兄上…」


たしか一応異母兄に当たる……

……だめだ、名前がでてこない。

僕は兄弟と顔を合わせる事は滅多にありませんからねぇ。

現在、王国には王族直系(=僕の兄弟)だけでも20人以上います。

顔と名前が一致しない人もちらほら。

傾向として、イヤミな奴ほど一致しません。


イヤミ筆頭が今目の前にいる人物ですが。


ニヤニヤと嫌らしい微笑を浮かべて近づいて来ないで下さい。

テメエのイヤミなんぞ聴きたくないんじゃボケェ。


とかいう本音は面に出さず、こっちも爽やかスマイルで返します。

ちなみにこの爽やかスマイル、イールとレイドからは謎の暗黒オーラが出てるっていわれます。

僕自身、そんなつもりは無いんですけどね。


とにかく、出ている(らしい)暗黒オーラをものともせず、異母兄は取り巻きの貴族を従えて近づいてきます。


「ああ、ノイリかい。相変わらず下賤の者と仲がよいようだね」

「殿下、自身に卑しい血が流れている者にその様なことを仰っても、理解できないと思われます」

「おお、それもそうだった。お前は高貴な王族の恥であったな」

「そのとおりてございます、殿下」


「そもそもお前は……ウンタラカンタラ」

「身分の低い身の上では……ドウタラコウタラ」









………………………………zzZ……ハッ!


いやぁ、あんまりにも長いイヤミって眠気を誘うんですね、初めて知りました。

あなたのイヤミが108式まであるのは解りましたから、いい加減どっか行けばいいのに。


ちなみにイヤミ開始からずっと静かなイールとレイドは、イヤミ筆頭と愉快な取り巻き達を無言で睨んでます。

二人とも代々軍人というより騎士の家柄ですから、こういう面倒くさい輩は嫌いなんでしょうね…。


「……殿下、そろそろお茶会の時間でございます」

「おお、そうであった!

それに今日は大切な話があるのだったな。

愚弟に無駄な時間を掛けてしまったよ」

……やっと終わったみたいですね、無駄な時間なら掛けなきゃいいのに。

何しに来たんでしょうか。



まぁとにかく。

そろそろ僕も勉学の時間で、イールとレイドも休憩時間が終わるため、今日のところは解散となりました。


…一章終了後の舞台裏…



ノイリ(以下ノ)「……おかしい」


レイド(以下レ)「何が?」


ノ「初期案だと僕はこんなに黒い性格してなかった」


イール(以下イ)「どんな性格だったんだよ……」


ノ「天然でちょっと泣き虫な真っ白のピュアボーイ☆……のはずだった」


レ「お前のどこが真っ白なんだ…」


イ「真っ黒の間違いじゃねーの?」


ノ「だから謎なんだよねぇ。イヤミ言われたら(´・ω・`)ぐらいの勢いでうなだれるような性格のはずだったのに」








ドウシテコウナッタ

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