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『神様のバグで死んだけど、リスポーン地点が世界のラスボス城でした』  作者: 匿名希望
敗北の余韻

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第4章 廃都の防衛戦



### 1


 地下の警鐘が鳴り響く。

 兵たちが慌ただしく武器を取り、結界師たちが防御魔法を展開する。

 地上からは土煙が立ちのぼり、鎧のきしむ音が地面を震わせていた。


「王国軍……追撃が早すぎる」

 僕は立ち上がり、拳を握りしめた。

 まだ兵は傷つき、回復も十分ではない。それでも、戦うしかなかった。


---


### 2


 廃都の崩れた城壁をよじ登り、僕は地平を睨む。

 そこには王国の旗を掲げた軍勢が広がっていた。

 兵の数は少なく見積もっても二万。

 こちらは負傷兵を含めて五千にも満たない。


「数では圧倒的に劣るな」

 ゼノが肩をすくめ、フードを深く被る。

「だが、ここは廃都。地の利はお前たちにあるはずだ」


---


### 3


 僕は全軍に命を下す。

「――迎撃だ。決して突破させるな!」


 合図と共に、魔族たちが雄叫びを上げる。

 獣人は城壁から飛び降り、魔導師は呪文を紡ぎ、竜騎兵は空へと舞い上がった。

 瓦礫の街が、一瞬にして要塞へと変わる。


---


### 4


 王国軍の先陣が雪崩れ込み、戦いが始まった。

 廃墟の狭い路地での戦闘は魔族側に有利だった。

 瓦礫に潜む伏兵が奇襲をかけ、屋上から矢が雨のように降り注ぐ。


 しかし――。

「押し返せ! 勇者リオネル様の御旗に続け!」

 王国軍は恐れを知らず、次々と突撃を繰り返す。


---


### 5


 やがて、聖光が空を裂いた。

 リオネルが前線に現れたのだ。

 聖剣の一振りで瓦礫が吹き飛び、数十人の魔族兵が消し飛ぶ。


「……来たか」

 僕は黒炎を纏い、前に出た。


「魔王! また会ったな!」

 リオネルが笑い、剣を構える。

 その背後で、兵たちの士気がさらに高まる。


---


### 6(ラスト)


 僕とリオネルの刃が再び交錯する。

 光と炎の奔流が廃都を揺るがし、崩れ落ちた建物が次々と倒れていく。


「今日こそ――お前を討つ!」

「上等だ……リオネル!」


 廃都を舞台に、激戦の幕が切って落とされた。


---



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