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『神様のバグで死んだけど、リスポーン地点が世界のラスボス城でした』  作者: 匿名希望
「勇者たちの分岐点」

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第5章 二人の勇者



### 1


 翌朝、王都の南門前に大勢の群衆が押し寄せていた。

 その視線の先に立つのは――白銀の鎧に身を包んだ青年。

 彼の名はユリウス。

 聖女セラフィナに導かれ、“神に選ばれた新たな勇者”として人々に紹介された。


「俺こそが真の勇者。

 偽りの勇者レオンを討ち、この世に平和を取り戻す」


 その言葉に、群衆は歓声を上げた。


---


### 2


 一方、城の広間ではレオンたちが報せを受けていた。

 リオネルが舌打ちをする。

「勇者が二人? 冗談じゃねぇ!」


 ミレイアは不安げに眉を寄せる。

「でも……彼もまた聖剣に似た武器を持っているそうです。

 神聖な力を帯びた剣――本当に神の加護を受けている可能性も……」


 レオンは拳を握りしめ、静かに呟いた。

「……逃げられないな」


---


### 3


 その日の夕刻。

 レオンとユリウスは、王都の中央広場で対峙した。

 群衆は二人を囲み、固唾を飲んで見守っている。


 ユリウスは冷笑を浮かべ、聖剣を抜いた。

「お前の罪は明らかだ、レオン。

 魔王と結託し、人の世を裏切った。

 勇者の名を騙る偽者め、ここで終わらせる」


 レオンは剣を構え、真っ直ぐに相手を見返す。

「俺は偽者でも、裏切り者でもない。

 ただ、守るために戦う――それだけだ」


---


### 4


 刹那、二人の剣がぶつかり合った。

 雷鳴のような衝撃が広場に響き渡り、群衆が悲鳴を上げる。


 ユリウスの剣は確かに“聖なる力”を帯びていた。

 その光は、レオンの聖剣に匹敵するほど強大。


 僕は歯を食いしばりながら、彼らを見つめた。

(これは……ただの剣戟じゃない。

 どちらが“本物の勇者”かを決める戦いだ……!)


---


### 5(ラスト)


 激しい斬撃の応酬の中、ユリウスが叫ぶ。

「俺こそが選ばれし者! 神は俺に未来を託した!」


 レオンは血を流しながらも、一歩も退かず言い返した。

「神がどう言おうと関係ない!

 俺は、俺自身の意志で戦う!

 それが……俺の勇者としての証だ!」


 その叫びと共に、二人の勇者の刃が再び火花を散らした――。


---




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