第13巻 エピローグ 光の未来へ
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戦いが終わってから、どれほどの時が経ったのだろう。
かつて闇に覆われていた大地は、今や花々が芽吹き、鳥たちのさえずりで満ちていた。
人々は安堵と歓喜の声を上げ、村々や都市は少しずつ活気を取り戻していく。
その中心で、アレンたち勇者一行は「世界を救った者たち」として人々に迎えられていた。
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### 2
「お兄ちゃん! 英雄様だー!」
子どもたちが駆け寄り、レオンの剣を指差してはしゃぐ。
レオンは困ったように笑いながら、彼らの頭を優しく撫でてやった。
「英雄って柄じゃないんだがな……」
「似合ってるわよ、兄さん」
リディアが茶化すように言い、肩を竦める。
その様子を見て、周りの人々が微笑ましそうに笑い声を立てた。
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### 3
一方、ミナは村の少女たちに囲まれていた。
「本当に魔物を倒したの?」「怖くなかったの?」
質問攻めにあい、慌てふためきながらも笑顔を浮かべて答えている。
「こ、怖かったけど……でもね! 仲間がいたから大丈夫だったんだ!」
その言葉に少女たちは目を輝かせ、拍手を送った。
ミナの頬が赤く染まり、照れくさそうに頭を掻いた。
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### 4
エリナは、集まった人々の前に立ち、祈りの歌を捧げていた。
その声は清らかで、まるで大地に祝福を与えるかのように柔らかく響いていく。
人々は涙を流しながら耳を傾け、やがてその場には穏やかな沈黙と感謝の空気が満ちた。
「エリナ様、ありがとうございます……!」
そう頭を下げる人々に、彼女は優しく微笑んだ。
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### 5
そして、少し離れた丘の上で、アレンは静かに空を仰いでいた。
あの闇との戦いの日々が、まるで遠い夢のように感じられる。
「俺は……ちゃんとやれたのかな」
自問するように呟く。
その背に足音が近づき、エリナが隣に立った。
「ええ、あなたがいたから、この世界は救われました」
そう言って、柔らかに微笑む。
アレンは少し照れくさそうに笑い返し、仲間たちの姿を見やった。
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### 6(エピローグの締め)
闇に覆われた時代は終わり、世界は再び光に包まれた。
勇者と仲間たちの旅路は幕を閉じたが、その絆と誓いはこれからも続いていく。
未来には、新たな出会い、新たな冒険が待っているだろう。
だが彼らはもう恐れない。
――共に歩む仲間がいる限り。
白銀の大地を渡る風が、光り輝く未来を祝福するように吹き抜けていった。
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