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『神様のバグで死んだけど、リスポーン地点が世界のラスボス城でした』  作者: 匿名希望
「勇者たちの分岐点」

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第7章 暗黒の襲撃



### 1


 爆炎が広場を飲み込んだ。

 人々の悲鳴が木霊し、瓦礫が飛び散る。

 赤黒い炎の中から現れたのは、漆黒のローブに身を包んだ影たちだった。


 その瞳は異様に濁り、口からは呻き声が漏れる。

「ァ……ァァ……」

 人間のようでいて、人間ではない。

 それは――教会が密かに作り出した“実験体”だった。


---


### 2


 リオネルが剣を抜き放つ。

「やはり……奴らは隠しきれなかったか!」


 使者が慌てて叫ぶ。

「違う! これは魔王が呼び寄せたのだ!」


 だが、群衆の一部はすでに気づき始めていた。

「おかしい……あれは俺の隣人じゃないか……!」

「村で行方不明になった人たちだ……!」


 真実が表面化し、混乱は恐怖に変わる。


---


### 3


 レオンは少女を庇い、叫んだ。

「皆、逃げろ! ここは俺が抑える!」


 聖剣が煌めき、迫りくる実験体を薙ぎ払う。

 斬られた肉体からは血ではなく、黒い液体が飛び散った。


 その光景に、人々は声を失う。

 「……人間じゃ、ない……?」

 だが同時に、それが“かつて人間だったもの”だと気づいた瞬間、さらに深い絶望が広場を覆った。


---


### 4


 僕はリオネルと視線を交わした。

「……動こう。これ以上、教会の思惑に踊らされるわけにはいかない」

「分かっている。だが……レオンをどうする?」


 答える間もなく、実験体の群れが押し寄せてきた。

 僕たちは剣と魔術で応戦し、広場の中央へ突き進む。


---


### 5


 その中で、レオンは孤軍奮闘していた。

 彼の剣は迷いを振り切ったかのように鋭く、次々と敵を倒していく。

 だが――敵の数は異様に多い。


 ミレイアが叫ぶ。

「レオン! 下がって!」

「駄目だ! ここで退いたら、皆が……!」


 その背に迫る、黒い爪。


---


### 6(ラスト)


 間一髪、リオネルの剣がそれを弾いた。

「馬鹿野郎! 一人で背負うな!」


 レオンが驚いたように振り返る。

 リオネルは血に塗れた剣を握りしめ、低く言い放った。


「お前が勇者なら……仲間を信じろ!」


 その言葉に、レオンの瞳が大きく見開かれる。

 そして、再び聖剣が光を放った。


---



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