日本プロ野球「クライマックスシリーズ」不要論についてについて
まず第一に。私は結構なプロ野球ファンだ。広島東洋カープというチームの長年のファンでもある。
そして第二に。私はクライマックスシリーズに納得していない。現行143試合のレギュラーシーズン首位の価値および日本シリーズの興奮が明らかに下がっていると感じているからだ。
件の文章を書いた方は、クライマックスシリーズの要不要が毎年議題にあがる。と書いてらっしゃるが、一体どこでそんな議論がなされているというのか? もしや、ネットの掲示板等のことをおっしゃっているのか? だとしたら、そんなもの放っておけばいいと思うし、どうしても自身の意見を発表されたいのであれば、その議題があがっている場所で発表すればいいのではないか。
そして、件の文章を書いた方の意見、プロ野球は興行なので儲かることが正しい、これはさして目新しいものではない。それこそ毎年どこかで見かけるような手垢のついた論だと言えるし、大概のプロ野球ファンが理解していることだ。
そんな論を、さも今まで誰も指摘していない新事実のように、自分が一から十まで考えた意見のように、発表するのは如何なる理由があってのことか。
そもそも。
ここ、小説家になろうで、私の観測範囲ではプロ野球クライマックスシリーズの議論などなされていない。もしどこかでされていたとしても、それは非常に小さい範囲でのことだと言える。
そんな場所で、唐突にCSに懐疑的な意見を述べている者を小馬鹿にする(これは完全に私の主観だが)ような文章を発表するのは何故か。
私には件の文章を書いた方が、自分がいかに頭がいいか、いかに冷静に物事を見ているか、いかに多角的な視点を持っているか、そんなようなことを誇示したいだけとしか考えられないのだが、これは私の邪推か。
また件の文章を書いた方は、アメリカの野球人気が下がっていることを引き合いに出しているが、アメリカと日本はプロスポーツ文化の規模、成熟度、考え方に明確な差がある。それに加えて地域的、人種的な話題も絡んでくるので、同競技だからと言って、日本のプロ野球とアメリカの野球を同じ土壌で語るのはかなりの違和感がある。
NPBのレギュラーシーズンを143試合と正確に記さず、150試合近くとあやふやに書いていることも加味すれば、件の文章を書いた方は、プロ野球およびスポーツ全般への愛情、知識、興味などが圧倒的に不足していると思えるのだが如何か。
そして、個人的に嫌悪を催したのが、不満を言うなら対案を出せ、と件の文章を書いた方が主張しておられることだ。対案を出さなければ、疑義を申し立ててはいけないのか。納得のいかないことを、ただ納得がいかないと表明することさえ許されないのか。
あなたはどうだか知らんが、人は議論の勝ち負けだけで議論するのではない。好きな対象に対して、ああだこうだとごちゃごちゃ言うのだって、コンテンツの立派な楽しみ方ではないか。
最後に、私はこれを感想に書こうとしたが、件の文章を書いた方は感想欄を閉じている(なぜ?)ので、こうしてここに投稿した次第だ。別に反応は求めていない。ただ、あまりの薄っぺらい論にゲロ吐きそうになったのでね。特別好きでもないものに首を突っ込んでくるんじゃねえよ、と言いたいね。お目汚し失礼。以上!
追記 件の方、速攻で文章を削除しました。あえて名は秘しますが、あなたなにがしたかったんですか。