星夜祭前日2
ラムはユリアに連れられて作業場まで連れてこられた。
「ペディロー!!みてみて!!可愛いわよ!ムスの腕は間違いないわ」
ユリアがはしゃぎながら、ラムを前に出す。
「ん?支度が終わったのか。ムスの腕なら間違いはないだろう。いや、、まあ、今回はやり過ぎ、、か?」
ペディロがラムを上から下まで見て、一度固まって頷く。
「綺麗よね、綺麗よね!?」
(やり過ぎ?アクセサリーの作り込みだろうか?)
ラムは首を傾げる。
「まあ、ムスがいいと思うならいいだろう。ラムさんにピッタリ似合っていると思う」
「でしょう!お店に並んで商品を包んでもらったら、皆喜ぶわ!」
「そうですか?」
「ええ!ペディロ、そうしましょう!」
「いい考えだ。ラムさん、レジの隣でラッピングしながら待つのはどうだろうか?」
「是非、お手伝いします」
(星夜祭の賑わいも見れるし、本当に足りないのかもみてみたい)
「決まりだ。開店は9時からだ。ユリア、包装紙等の場所を頼む。後は会計や必要なことも」
「ええ!ラムちゃん、こっちよ」
「わかりました」
ラムとユリアは表のダーラス店へ。展示されている品物の会計、お金が置いてあるレジへ案内される。
レジには小銭とノート、脇にはピンク、白、月光草等の花、青、空、星空等様々な包装紙がある。
「品物は売れたらこのノートにメモしてね。ムスはストラップ、うさぎ、花束もちのように、売れた品物の分類とモチーフ、後は飾りをいれてくれればわかるわ。お金はタグがついてるから、それを見れば大丈夫。売れたら品物に着いてるタグを外すのを忘れずに。リングになってるから、簡単に外れるから、外して紙袋か包装してくれて。紙袋は茶色のこっちね。包装は贈り物用よ。包装紙の見本はこれにリストあるわ。見せながら、選んで貰って包んで。リボンは私がするから安心して。とにかく、ラムちゃんは包装紙に包んでほしいわ。贈り物が多くなるからね」
「わかりました」
(星夜祭は恋人や家族、子供に贈り物をする習慣がある。包装はかなりの数になるだろう)
「予約もあるの。予約は既に出来上がっていて後ろのバックスペースにあるわ。包装は聞いてからするの。取り違えないようにタグがあるから。ぬいぐるみが多いかしらねー」
ラムはユリアがあけたのは作業場の扉。一番近いテーブルには山のようなぬいぐるみと、アクセサリーがあった。
「え」
(ものすごい量!?ムス、こんなに受けてたの!?いつ、作ったの!?)
ラムは目を丸くする。
「あの子、暇さえあると作るから割と多いのよ。ぬいぐるみはお得意様か常連さんだけね。ぬいぐるみは時間がかかるから受けないの。予約だけ受けてるわ。可愛いって評判がいいから年々増えてるわねー。だから、包むの大変だからラムちゃん、よろしくね」
「わかりました」
(ムスは作るの大好きだから、作るのは大丈夫か)
「じゃあ、そろそろだから梱包の仕方を教えるわ」
ユリアは包装のお手本の本をレジの下から出して、ラムに見せながら説明する。
ラムは頷きながら、練習箱で練習する。そうすると開店の時間になったのだった。




