表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生贄聖女とお人好し魔技師  作者: 綴螺
一章 捜索
56/114

バラーヤイヤーのギルド

すみません、日曜日になってしまいました。更新します。

 家が1軒ほどのシンプルな木造建築の建物の中にラムとムスとコーグは入る。

 中は王都より小さく右側には掲示板が貼られていて、依頼が並んでいる。

 ムスとラムは掲示板を見る。


「ーーないね」


「うーん、空振りか。ちょっと受け付けに聞いてみる」


 ムスが受け付けに話を聞きにいく。

 ラムは注意深く周囲を見回すが誰もいない。

 暇なのか、コーグに視線を合わすとぴょんぴょんと跳ねている。


「癒し、、」


 ムスはすぐに戻ってきた。


「ないらしい。東側に若そうな女性の人影をみたって人はいるけど行ってみる?遠目だったし、走っていたから、容姿はよくわからなかったようだけど。急いでいたのは確かだって。商人さんが覚えていたみたい」


「ーーそれしか、情報がないなら。滝がある方だよね」


「そう。入り組んでいるから、モンスターも多いし、今だと変な奴がいるかもしれない」


「注意して1日だけ探そう。食材はモンスター狩ってくれればある程度料理できる。お米とパン買おう」


「コーグ、戦い得意!任せて!」


 ムクッとコーグが起き上がって、空に伸びをする。


「うん、お願いするね」


「じゃあ、行こうか。俺も弾はあるし、大丈夫。逃げの判断だけ間違えないようにしよう」


「そうだね。確認できたら、帰ろう。帰りの《空間魔法》(テレポート)は陣だけ書いて持ち歩いているから、発動すればいつでも全員で逃げれる」


「固まって動こう。コーグに防御は任せて、パンとじゃがいもとお米ね」


「じゃがいもー!」


(コーグ、じゃがいも大好きなのか。喜びの飛び跳ねしている)


 じゃがいもと聞いて嬉しそうに飛び跳ねている。


「えーと、売店はギルドから西側だからいこう」


 ムスが先導してギルドを出る。ラムも後ろについていく。



ーーーーー数時間後ーーーーー



 コーグ、ムス、ラムはギルドから言われた通り東門から外に出た。

 暫く歩いていくと、広がるのは道が整備された野原。所々に雑草が生え、奥の方にはゴツゴツした岩壁が見える。この先、岩場の道になるようだ。


「コーグ、ふっかーつ!」


 町中でおとなしかったコーグが大声を上げて、ラムとムスの間に入る。

 門は小さくなり町から充分な距離を離れ、周囲には誰もいなかった。

 身体を伸び縮みさせて、浮いている。


「コーグ、こったの?」


「コリコリだよー。張り付いているのはいいけど、警戒してるもん。町中は仕方ないけどねー。変な奴に捕まるのいやー。疲れたー」


「そうなの。私の頭の上に乗る?」


「コーグ、重量あるから重いからやめた方がいいと思うけど」


「わーい!」


 コーグは気にせず、ラムの頭の上に乗る。


「うーん。ふわふわ」


「ふわふわコーグだよー。重い?」


「思ったより、重量が」


(3キロはあるような重さしている。ムスは平気に乗せているけど、1日中は辛い)

 

 ラムはふわふわの毛並みに満足していたが、歩いていると重量が襲いくる。


「ほら。コーグ、こっち。おいでー」


 ムスが気を使ってコーグを自分の頭の上に乗るように呼ぶ。


「わーい!」


 コーグはムスの頭の上に収まる。


「いつもの場所ー。あ、そろそろ岩場だよー」 


 2人が岩場に近寄って身を隠す。


「んー。いないな。ラム、こっち。俺、索敵の技能あるから、モンスターはわかるから」


「人は?」


(索敵できるなら、あの速さで移動できるのも頷ける)


「いないけど、相手が隠密上手くて敵意向けてないとわからないかな。警戒していた方がいい」


「コーグもいないよー。防御すぐするからね、ラム、ムス」


「わかった。詠唱準備いつでもいいよ」


 ムスが先に先導しつつ、岩場を歩き始める。

 コーグは耳をぴょこぴょこ動かしながら、警戒する。

 ラムはムスから離れないように歩いていく。すぐに魔法を使えるように慎重に着いていく。

 人影がないか確認しながら、ゆっくりと探し始めた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ