バラーヤイヤーのギルド
すみません、日曜日になってしまいました。更新します。
家が1軒ほどのシンプルな木造建築の建物の中にラムとムスとコーグは入る。
中は王都より小さく右側には掲示板が貼られていて、依頼が並んでいる。
ムスとラムは掲示板を見る。
「ーーないね」
「うーん、空振りか。ちょっと受け付けに聞いてみる」
ムスが受け付けに話を聞きにいく。
ラムは注意深く周囲を見回すが誰もいない。
暇なのか、コーグに視線を合わすとぴょんぴょんと跳ねている。
「癒し、、」
ムスはすぐに戻ってきた。
「ないらしい。東側に若そうな女性の人影をみたって人はいるけど行ってみる?遠目だったし、走っていたから、容姿はよくわからなかったようだけど。急いでいたのは確かだって。商人さんが覚えていたみたい」
「ーーそれしか、情報がないなら。滝がある方だよね」
「そう。入り組んでいるから、モンスターも多いし、今だと変な奴がいるかもしれない」
「注意して1日だけ探そう。食材はモンスター狩ってくれればある程度料理できる。お米とパン買おう」
「コーグ、戦い得意!任せて!」
ムクッとコーグが起き上がって、空に伸びをする。
「うん、お願いするね」
「じゃあ、行こうか。俺も弾はあるし、大丈夫。逃げの判断だけ間違えないようにしよう」
「そうだね。確認できたら、帰ろう。帰りの《空間魔法》(テレポート)は陣だけ書いて持ち歩いているから、発動すればいつでも全員で逃げれる」
「固まって動こう。コーグに防御は任せて、パンとじゃがいもとお米ね」
「じゃがいもー!」
(コーグ、じゃがいも大好きなのか。喜びの飛び跳ねしている)
じゃがいもと聞いて嬉しそうに飛び跳ねている。
「えーと、売店はギルドから西側だからいこう」
ムスが先導してギルドを出る。ラムも後ろについていく。
ーーーーー数時間後ーーーーー
コーグ、ムス、ラムはギルドから言われた通り東門から外に出た。
暫く歩いていくと、広がるのは道が整備された野原。所々に雑草が生え、奥の方にはゴツゴツした岩壁が見える。この先、岩場の道になるようだ。
「コーグ、ふっかーつ!」
町中でおとなしかったコーグが大声を上げて、ラムとムスの間に入る。
門は小さくなり町から充分な距離を離れ、周囲には誰もいなかった。
身体を伸び縮みさせて、浮いている。
「コーグ、こったの?」
「コリコリだよー。張り付いているのはいいけど、警戒してるもん。町中は仕方ないけどねー。変な奴に捕まるのいやー。疲れたー」
「そうなの。私の頭の上に乗る?」
「コーグ、重量あるから重いからやめた方がいいと思うけど」
「わーい!」
コーグは気にせず、ラムの頭の上に乗る。
「うーん。ふわふわ」
「ふわふわコーグだよー。重い?」
「思ったより、重量が」
(3キロはあるような重さしている。ムスは平気に乗せているけど、1日中は辛い)
ラムはふわふわの毛並みに満足していたが、歩いていると重量が襲いくる。
「ほら。コーグ、こっち。おいでー」
ムスが気を使ってコーグを自分の頭の上に乗るように呼ぶ。
「わーい!」
コーグはムスの頭の上に収まる。
「いつもの場所ー。あ、そろそろ岩場だよー」
2人が岩場に近寄って身を隠す。
「んー。いないな。ラム、こっち。俺、索敵の技能あるから、モンスターはわかるから」
「人は?」
(索敵できるなら、あの速さで移動できるのも頷ける)
「いないけど、相手が隠密上手くて敵意向けてないとわからないかな。警戒していた方がいい」
「コーグもいないよー。防御すぐするからね、ラム、ムス」
「わかった。詠唱準備いつでもいいよ」
ムスが先に先導しつつ、岩場を歩き始める。
コーグは耳をぴょこぴょこ動かしながら、警戒する。
ラムはムスから離れないように歩いていく。すぐに魔法を使えるように慎重に着いていく。
人影がないか確認しながら、ゆっくりと探し始めた。




