コーグの幸せ
すみません、1日遅れました。本日更新となります。よろしく、お願いします。
ラムは白い光が収まってから目を開く。暖かみのある木の椅子に木のテーブル、桐の箪笥。部屋の置物として目立つのは本棚と新聞が目に飛び込む。ここは、間違いなくムスの家の居間だ。
「時間切れだ。お帰り」
ペディロが落ち着いた声でコーグ、ムス、ラムに話す。
「楽しかったー。ラム、強かったー、ムスとは違うね。3人わいわい、コーグにこにこ」
コーグはムスの頭の上でにこにこ笑いながら、飛び跳ねている。
「俺は弱いから仕方ないでしょ。満足した?コーグ」
「うん!!」
コーグは頷いて嬉しそうに転がる。
「そうか。コーグは満足したなら、安心だ。最近は悲しそうだったから」
(ずっと構って欲しかったのか。悪いことしちゃったな)
「コーグ、おいでー」
「はーい」
コーグはラムの呼び声に答えてラムの腕の中に収まる。
「なでなで。時間があればいつでも遊ぶからねー」
優しい笑みを浮かべながら、コーグの頭を撫で回す。
「わーい!ムス、ラム、遊んでくれるって!」
「よかったなー。遊んで遊んでって懐くととても言い出すけど大丈夫?」
「大丈夫だよ。ムスはどれぐらい遊んでいるの?」
「俺は週1かなぁ。仕事が手薄なら遊ぶ時はあるけど、今は忙しいから」
「そうなんだよねー。でも、コーグはムスの頭の上にいて、買い物を見ていても楽しいよ!面白い人もたくさんいるもん。ティータイムもとても楽しいよ!」
(ものすごい好かれよう。コーグはムスが大好きらしい)
「そうなの。コーグ、お利口さんだねぇー。よしよし、お菓子を持って私ともティータイムしようねー」
「やったー!」
「ラム、コーグに甘すぎない?」
「精霊は家宝だよ?好かれたら、とっても大事にしないと。それに、コーグはお利口さんで強くて魔法使えてふわふわでもふもふで可愛い」
「コーグ、褒められてる!」
コーグは褒められて嬉しいらしく、にこにこと笑いながら撫でられるままにされている。
「わー。べた褒め、、。確かにコーグは可愛いけど」
「3人ともー、ご飯よー」
「あ。はーい!コーグ、一緒にご飯をたべよ!母さんに説明しないと」
「そうだね!ユリ母さんに言わなきゃ!一緒に食べられない!」
お食事の時間になるとーー、これまで離れて食べていたコーグは一緒にご飯を食べれるようになり、賑やかな団欒となった。
コーグは器用にフォークをさしてじゃがバターを食べていると、ラムから褒められ、にこにこと笑っていた。
コーグはこれまで寂しかったのが嘘のように楽しい時間が流れたのだった。




