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生贄聖女とお人好し魔技師  作者: 綴螺
一章 捜索
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コーグ


「よし!縛ったわ。2人共固まってないで、手伝いなさい。セイジさんは下?」


 ユリアは倒した全員をきつく縛って、ムスに聞く。


「う、うん。下。地下室の扉があるから、そこにいる。母さん、先に行っていていいよ。少し2人で話すことあるから。鳥についていって」


 ムスが紙の鳥に陣を書いて魔法をかけると飛んでいく。


「わかったわ!ここはお願いね」


 そう言うと、ユリアはセイジを迎えに紙の鳥を追いかけていった。


「コーグ、あの縛っている人達、見張っててくれないか?」


 頭を手で抑えながら飛び回るコーグにお願いする。


「うん!いいよー。起きたらボーンするね。後で3人で遊ぼー!あーそーぼ?」


 コーグはムスの問いかけに答えてからラムの手の中に収まって、首を傾げながらおねだりしている。


「か、可愛い」


(このデネブラは表情豊かだ。にこにこ笑っているし、首を傾げて私に近寄ってくるぐらい人懐っこい)


「やったー!コーグ、可愛いって!」


 喜びを顕わに翼をパタパタするデネブラ。


(ふわふわ。身体の手触りがふわふわ。うわぁ、行動も可愛い)


 ラムは可愛いデネブラを撫でている。


「あー。コーグ、嬉しいのわかったけど、大人しくしててくれ。ラム、完全に精霊の言葉も姿もわかる、でいいの?」


「あ、う、うん。ムスもわかるの?」


「うちは母さん以外は完璧に見えるし聞こえるよ」


「え!?」


(デネブラを必死に無視する時間は何だったのか)


 ラムは驚きに目を丸くする。


「まぁ、うちの家は普通に見えて戦闘はえげつないからさ。ラムが見えてるなら、コーグを紹介するよ。俺の相棒で友達。名前はコーグっていう。ちなみにめっちゃ自由。何かお願いあるなら、普通に頼めば聞いてくれると思うよ」


「コーグだよ!ラム、よろしくね!」


 ラムの腕の中で翼をパタパタする。


「うん。コーグ、よろしくね。あの、お願いがあるけど、聞いてくれる?」


「場合によるけど何?」


「あの悪い2人を捕まえてね、完全に叩きのめすために然るべき場所で証言して欲しいの。だと、あの2人を牢屋にいれることができる。協力してくれない?」


「あの悪い奴らのことだね。コーグ、人拐い嫌い!叩きのめす!証言する!」


 コーグはキリッとした目でラムの言葉に頷く。


「ありがとう。コーグ」


「うん!これで、問題はおしまい?」


「後は大丈夫」


「じゃあ、あーそーぼ?」


「うん、いいよ」


 ラムはコーグのおねだりに頷く。


「やったー!!スープパスタも楽しみ!!ムス、今日は皆でご飯!!遊ぶ!!わーい!わーい!」


 コーグはラムの腕の中からムスの頭の上に乗る。

 コーグはにこにこ笑っていて、嬉しそうにムスの頭の上に乗っていた。


「よかったなー、コーグ。証言してからなー。精霊の証言で牢屋にいれられるのは初めてしった」


「こうゆう時の精霊の言葉は重いから。本当に強いよ」


「覚えておこうっと」


「コーグ、大活躍!」


「2人ともー!セイジさんは人質を避難させるって。私達は悪い奴らを運ぶわよ!ギルドまでね!」


 2人の話が終わった頃合いでタイミングよくユリアが帰ってきた。


「了解。魔法で軽くするよ」


「わかりました。魔法で浮かせて半分は運びます」


 ムスとラムが頷き、コーグは注意深く敵を見張っている。

 3人とコーグはギルドに向かうのだった。



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