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キャンパー濱田周平

作者: ア煌

とあるキャンパーのお話しです。

俺、濱田、人付き合いが苦手な性格で20歳台の頃から月に3回は一人でキャンプをしている。


今日もキャンプに行くのだが、俺のキャンプスタイルは徒歩キャンプだ。


濱田

「リュックにテントとマットとシュラフと焚火台と雨具を入れて・・・よし準備オッケーだ」


子供の頃の交通事故で左側の耳の難聴と両目に中度の視覚障害を持ってしまったので運転免許を持っていない。


左手も動きが悪い時がある。


濱田

「窓は閉めたし、玄関ドアの鍵もちゃんと閉めたし、よしっ、行くか」


移動はバスや電車を使う。


部屋にはTVは無いがラジオは持っている、スマホは音声ナビゲーションを利用するので持っている。


濱田

「さて、頼むぞ、ナビさん、「N村の山奥キャンプ場」」


キャンプ場へはナビゲーションに登録したキャンプ場へ向かう事にしている。


徒歩でA駅へ5分。


A駅には駅員に知り合いがいるので結構助かる。


電車でS駅へ30分、S駅からN村へバスで40分、N村のバス停から徒歩10分で今回の目的地のキャンプ場に到着。


・・・・ところが・・・・・


濱田

「人の気配が全く感じないな!」


ここのキャンプ場はいつからかは解らないが閉鎖されたようだ!。


濱田

「ここもか!」


困ったもんだ。


濱田

「キャンプ場は作られた時はいろんなところで告知とかがあったもんが、閉鎖となると人知れず閉鎖されているんだよな!、地図にも記載されたままのようだし!!」


健常者ならば様々な情報源があるから良いが情報源が限られる私のような者では出かけたは良いが今回のように空振りに終わる事が多々あったりする。


これは何とかならないものだろうかと私は常に思っている。


濱田

「しかたがない、隣村の安さんにお願いするか」


隣村の安さんとはN村の隣のL村にあるキャンプ場のオーナーだ。


安さん

「お~いっ!」


電話してから40分、安さんが来てくれた。


「待たせたなぁ~、しかし、ここも潰れたとは聞いてなかったな!?」


濱田

「本当ですね」


閉鎖されたキャンプ場の中を見て来た安さんが。


安さん

「うわぁ~、ゴミだらけだったぞ!」


安さんに聞いた話だと中はゴミだらけで酷い有様だったようだ!。


安さん

「ここのキャンプ場は有料だったがそれでも清掃が追いつかなかったんだろうな!?」


濱田

「ゴミって、そんなに酷い状態だったんですか?」


安さん

「ああ、燃えカスの入ったバーベキューコンロなんかが沢山あったな」


濱田

「バーベキューコンロって、安いもんじゃないでしょ?」


安さん

「そうだよなぁ」


何かが流行ると負の要素も現れ始める、キャンプではゴミ問題が最大の課題だ。


濱田

「安さんとこはまだ大丈夫なようですね!」


安さん

「俺んちは自宅の隣が管理棟だからまだなんとかなってるが、近いうちに利用者数の制限を行うつもりだよ」


濱田

「えっ!、そうなんだ」


一時の流行に任せてキャンプをする人達は流行が終わればそれで終わりだろうが、今も昔もこれからもキャンプを好きでいる者達の事も考えて欲しいものだ。


終わり


実際の話、無料のキャンプ場では芝生に焦げ跡が無数にあり、調理場には焦げた金網が数枚放置されていたりと酷い状態でした。

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