襲撃!? 隣の村に魔王軍!?
「まったくこの前は散々な目にあいましたよ〜!」
ログインすると同時に文句を言いだす魔剣。
前回かなりグロテスクな見た目のクモを切り裂いたことにまだ怒っているようだ。
正直剣なら何を切っても文句を言われる筋合いはないとレミは思いつつクエストを選ぼうとしているとハルが走ってきた。
「緊急クエストです!! 魔王軍が近くのタルの村を襲っています!! とりあえず準備が出来次第中央広場に集まってください!」
ハルはギルド内にいる全員に聞こえるように叫ぶ。
途端にギルドにいた冒険者達は用意を始め早速向かい始める。
「レミさん! これイベントクエストですよー! 魔王軍ならそれなりに経験値も入りますし私達の活躍を世に知らしめるチャンスにもなりますよー! 早く行きましょー!」
魔剣が早く戦いたくて仕方ない様子だがレミは特に興味がないのか気にせずクエストを探している。
「ちょっとレミさん! 早く行きましょうよー! 他のクエストより格段に報酬もいいはずですよー! 行きたい行きたい行きたい〜!」
まるで子供のように駄々をこねる魔剣。
そんな魔剣と睨み合っていると隣から声をかけられた。
「れ、レミさん! お、お金貸して欲しいのです! あ……間違えました魔王軍を倒すために力を貸して欲しいのです!」
今の今まで気づかなかったがどうやらベルのようだ。
前回まで着ていた装備はどこに行ったのか初期装備状態のベルの目の中は完全にお金のマークになっている。
「うわ〜役立たずの悪魔じゃないですかー! なんですか〜? 作った装備が全然売れなくて金欠なんですかー?」
「……そ、その通りなのです……装備は売れず親方にも迷惑をかけてしまって工房の修理代を肩代わりしてもらっちゃってるんです……」
装備を売るほど生活に困る悪魔なんて見たくなかったなと思いつつも工房を壊したことに関してはレミにも責任がある。
魔剣の入れ替え能力先がなぜかベルの工房に固定されていたらしくレミはそれに気づかずにめんどくさそうな敵を全て入れ替えで工房に送ってしまいその敵が工房を壊していたのだ。
レミはそのことに気付いたあとベルに伝えようと思っていたが結局伝えられていないのだ。
「なんですかな? レミさんが戦うのめんどくさいからって入れ替えるのが悪いんですよー!」
完全に自分は無実だと言い張る魔剣を一瞬睨むとレミはベルに手を差し出した。
「い、いいんですか! あ、ありがとうございます! これで親方に肩代わりしてもらった分くらいは返せるはずです!」
無邪気な笑顔で喜ぶベルを見て申し訳ない気持ちでいっぱいになったレミは自分の分の報酬もベルに渡そうと決心するのだった。
ベルと一緒に中央広場に行くと既に多くの冒険者が集まっていた。
前の方にあるお立ち台のようなところを見るとハルがメガホンを持って立っている。
「皆さーん! 集まっていただきありがとうございます! 今回は魔王軍の討伐です! 魔王軍は魔法に長けた手強い敵が多くいるので必ず4人1組で行動するようにお願いします! 皆さんがタルの村に向かったあと村は門を閉じて完全封鎖しますので魔王軍撃退後まで入れなくなりますので注意してくださーい!」
いつもの調子とは違い真剣な様子で話すハル。
その様子に少し驚いた様子のレミ。
「そりゃ真剣にもなりますよー! NPCはこれで負けたら村の物資を大量に奪われて最悪村自体がなくなりますしプレイヤーも多くのアイテムを奪われてしまいますからねー!」
たまには役に立つ説明をする魔剣にも驚きつつレミは軽く息を吸う。
昨日まではかなりのどかな感じで生活していたのにいきなりシリアスな雰囲気になり緊張してしまったようだがすぐに気持ちを落ち着けるレミ。
レミにとってこの程度の緊張感は嫌という程部活で経験しているので大したことないようだ。
「レミさんまずいですよ〜? 私たち2人しかいないのでクエスト参加できないかもしれないですよー?」
「そ、そうですね…… あと2人なんとか探さないと……」
交流関係が少ないレミとベルは戦う前からピンチに陥るのだった……
「更新遅れて申し訳ないのです! リアルでやることが多すぎてなかなかかけていなかったのです! これからは少なくとも1週間に1話ぐらいは投稿できるはずのでこれからもよろしくお願いします!……これでいいですか? あっOKですか! じゃあ後でギャラの方よろしくお願いしますね! それじゃあお疲れ様でーす!」
「あの悪魔も大変ですね〜お金なさすぎて作者の代わりに謝罪するとかそこまで落ちましたか〜……流石の私も同情しますよーまぁとりあえず復活したので私の活躍に期待しつつ次回をお待ちくださいね〜!」
次回更新
来週日曜までに更新します!




