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第2走:赤いチェイサーと新たな改造車

外装は、ド派手なエアロが着いており、トランクに装着している羽根はレーシングカーが着けてそうな大きな羽根であり、車高は立てた煙草の箱が入らない程、かなり車高低い車だった。


かなりのド派手な車に詩帆は驚いたが、免許を持っている詩帆はとりあえずチェイサーのエンジンを掛けて軽くドライブをすることにした。


詩帆は運転席側のドアを開けて乗り込もうとしたら、外装と同様に内装も凄いことになっていた。


室内は、ジャングルジムみたいに組み付けられた黒色のロールバーに、前側シートは黒色のレーシングカーで見掛けるようなシートで、後部座席はなかった。


詩帆はとりあえずシートに座ったが…


(何これ?前が全然見えない!というか、視点が低すぎる!それに、このシート…何だか狭いし…)


シートの座り心地に驚きながらも内装を見渡すと、インパネ部にはよく分からないメーターやコントローラーとスイッチが在った。


詩帆は頭を混乱させていたが、雑念を振り払いクラッチペダルが踏めて、シフトレバーが届くようにシートの位置を調整をして、エンジンを掛ける事にした。


キーシリンダーにキーを差し込みキーを回して、チェイサーのエンジンを掛けた。


ガガガ……


ボッ…ウオォッン!


エンジンが掛かった途端、耳を塞ぎたくなる程の爆音がガレージ内に反響した。

ボボボボ……


アイドリング状態でも爆音に詩帆は驚いたが気を取り直して、ガレージから車を出すことにする。


(うっ!何これ…重たい)


普通車よりも重たいクラッチの感覚に戸惑いながら、サイドブレーキを下ろしてクラッチを繋ぎ、いざ発進しようとしたが―


ストンッ!


っとエンストをした。


詩帆はもう一度、エンジンをかけて発進しようとするが―


ストンッ!


またもやエンストをした詩帆であった。


(壊れているのかな?でも、コレ程までに大事にしているから、壊れているのはないし…)


詩帆は、車の不調かと思いながも三度目の挑戦をしようとした時…


ブォン!ブォン!


ガレージ外から・・・


爆音と共に、銀色のBNR32スカイラインGT‐Rと白色のCT9Aランサーエボリューション?の二台が、家の前に止まった。


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