第3話-この世は予想外の事ばかり-
すいません。遅くなりました。
あの神様ホントに説明不足だったな…わからないことばかりじゃないか…
「そうですか…ではわからないことがあるたびにこちらをお使いください。」
そう言ってシーアは耳にかけるタイプのイヤホンみたいなのを渡してきた。耳にかけてみると…見えなくなってしまった。
「…これはなんだ?」
「これは天具『ヨビゴエ』です。このように───」
《───念じるだけで相手に自分の考えを伝えることができます。》
《…こうか?》
《はい。それで大丈夫です。》
なるほどな。これは便利だな。この『ヨビゴエ』とやらはテレパシーができる道具…いや、天具って訳か。
「でもこれ大丈夫なのか?プライバシーとかそういうもの的な意味で」
「はい。伝えようとしない限り相手に伝わらないようになっています。」
へぇ。本当にテレパシーみたいなもんなんだな。
「…で、話を戻すけどこのヘルメットみたいなのはなんだ?」
「こちらは『モリビト』と言います。」
「ふーん。どう使うんだ?」
とりあえずかぶってみた。これもまた見えなくなってしまった。そういやさっきから重さも感じないな。つけてることも忘れそうだ。
「…かぶってしまいましたか。」
「えっ!?なんかまずかったか!?」
やばい!!なんか間違えたみたいだ!?
「いえ、それで問題ないですよ。ただ…」
「ただ……?」
「…今言わなくともそのうち分かるでしょう。とりあえずかぶったままがよろしいかと。」
なんだ!?すごい怖いんだけど!?大丈夫なのかこれ!?とりあえずヘルメット───『モリビト』をはずそうとしていた手を止めた。
「これかぶってたら駄目なのか?」
「いえ、駄目という訳ではないです。ないのですが…1度かぶったのなら決して外してはいけません。」
やばい。嫌な予感しかしない。怖い。
「は、外したらどうなるんだ?」
「今伝えることはできません。」
…なんか頭に地雷つけられてる気分になってきた。とりあえずかぶっておこう…
「これで今のところは不都合はないですか?」
「ああ。ありがとう。」
今日はもう寝ようかな。1度に色々なことがあってかなり疲れたしな。
「…………………………」
「…………………………」
…あれ?なんで帰らないんだ?
「…あの?シーア?」
「え?…あの、どうかしましたか?」
「なんで帰らないの?」
「私は先程言ったとおり高島翔の生活のアシストをしに参りました。つまり、これからしばらく一緒に住ませてもらいます…が…駄目だったでしょうか?」
えっ。さっきのってそういう意味だったのか!?
「いや、別に構わないけど…」
まあ問題あるわけでもないし住ませればいいんだろうけど…
「シーア、お前どこで寝んの?」
「同じベッドでは駄目なのですか?」
「ハッハッハ。シーアは冗談が上手いなぁ。」
「いえ、本気なのですけれども。」
「…えっ?」
文化の違いってやつなのだろうか。何もおかしい思ってないみたいなんだが…同じベッドは俺は嬉しいんだけど困るな。いろいろと我慢できなくなりそうだ。
「じゃあ俺は床で寝るよ。」
「翔は床で寝るのですか?では私も床で寝ましょうか。」
まあ床なら離れて寝れるしまあいいかな…
結局二人共床で寝ることになった。それにしてもこれからどうしようか…明日学校に行ってから考えるか。




