第0話-ここってどこなのさ-
「…………………」
…俺は高島翔。至って普通の高校生だ。
今、俺は──────
雲の上にいる。
…何でこんなことになったのだろうか?家で寝ていたはずなんだが…
ふと気配がして、振り向くと
「────────────!!!」
可愛い中学生くらいの女の子がいた。
!?なんでこんな所に!?というかさっきまで誰もいなかったはずだぞ!?
「お、お前誰だよ!?」
「!?───!?─────────────!?」
駄目だ。言語が違うのだろうか?何言ってるかまったくわからない。
「まさかあんた、ウツタの人間!?」
やはり駄目だ。今度は言っている意味がわからない。
「ここどこだよ?」
「…ちょっと待ってて!!」
「はぁ!?」
少女は言うがはやいか、何か耳にあてて話しだした。
「ちょっと!なんかウツタの人間がこっちきてるんだけど!?………はぁ!?知らない!?────────!!!──────────!!─────!!!!」
ああ!またよくわからない言葉に変わってしまった!!
「───────────!?─────────!!!………あいつ、通信切りやがった…」
………おっ。終わったみたいだな。いろいろ聞いてみるか。
「…なあ、ここはどこなんだ?ウツタってなんだ?そもそもお前誰だよ。」
「ったくもう…ん?ああ…あんたには説明しないとね…とりあえず今いるここの名前から。ここはユマ。詳しいことは後ね。それでウツタってのはあなたのいた世界のことよ。分かった?」
もう何の話か分からなくなってきた。
「すまん。俺が住んでいるのは日本なんだが。間違ってもウツタなんて名前じゃないぞ?」
「はあ……そこからか…うーんとね、あなたが住んでいる世界のほかにも別の世界があるのよ。ウツタでの認識で言うと天国とか地獄ってとこかしらね。」
!?ということは俺は死んだのか!?
「といっても、死んだ訳じゃないわ。まあ理解しにくいかもしれないけど、とにかくここは別世界ってことよ。わかった?」
…わかったようなわからないような…
「それであたしのことだけど…簡単に言うと神様ね。」
「……はい?」
今の俺の姿は、とっても間抜けなものだっただろう。俺は文字通り開いた口が塞がらなかった。
「あたし…あ。名前言ってなかったっけ。あたしはリリィよ。まあとにかく、あたしはここの神様やってるってわけよ。」
どうみたって中学生にしか見えないこの金髪ロングのキュートな少女がこの世界の神様らしい。
言われてみれば確かにそれっぽい服きてるしそうなのかもな。
「……神様なら俺を元の世界に戻すのなんて簡単だろ?早く戻してくれよ。」
「そうは言ってもね…本来ウツタとユマは絶対に交わることのない世界軸にあるの。それなのになんでかウツタの人間のあなたがいる…これはありえるはずがないことなの。というわけで………」
「とりあえず、ここで二十年。過ごしてもらうわよ。」
「…はぁーーーーーーーー!?!?!!?」




