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#001:俺の人生変えたヤツ

この作品はフィクションであり、実在の人物・団体などは一切関係ありません。また、ここに描かれている走行シーンは決して真似しないでください。車を運転する際は交通ルールを守り、安全運転に心がけてください。

ああ、セミがないている。ジリジリと照りつける太陽とアスファルトからの熱気でどうかしてしまいそうだ・・・。


中学校生活も3年目を迎えた。日本列島は誰の断りもなく夏になろうとしている。というか夏だろ。この暑さ。


俺(川嶋涼介)は友人の大谷勇人とであった。彼は将来mazdaRX-7 FD3Sにのって(彼曰くどうしても黄色がいいらしい。)あらゆるコースを制覇してゆくことが夢であった。

ただ俺はクルマに興味がなかった。唯一知っていた車種は家の『エスティマ』ぐらいだった。

「なあ~おまえクルマ興味持ってくれよ~話し相手がいないんだよー」

勇人が言った。

「あ~暑苦しいのは太陽だけで十分だって。一人で話してろよっ」

「一人で話してても変な奴になるだけじゃねーかよ」

ただただ毎日こんなやりとりを繰り返しているのだった。

しかしその日の帰り道。


ものすごい音とスマートなボディのクルマが目の前を通り去った。まるで時間がスローになったみたいだった。

「・・・。」

言葉を失った。始めてクルマをかっこいいと思った。その時から俺の人生が変わった。



翌日勇人に昨日の出来事を話した。

「おぉ~ついにおまえもクルマ好きの仲間入りかぁ?」

「いや、まあ、まだそうってわけじゃないけど・・・とりあえず昨日のクルマの特徴は・・・。」

俺はどうしてもあのとき出会ったクルマの名前が知りたかった。それ故勇人に訊いてみることにしたのだ。

「うーん、多分それシルビアの最終型のs15ってやつだよ」

「しるびあ?」

「ああ日産のクルマだよ。FRで250馬力。なかなかイケてるクルマだぜ」

シルビアか・・・あれが・・・。

「お~い涼介~意識がとんでるぞ~」

俺はあのクルマを買うことを決心した。

「あ、もしかしておまえ今、このクルマ買おうとか思っただろ。」

「うっ・・・」

「やっぱな。ははは。まあクルマの事いろいろ勉強して見たら面白いよ」


そして俺はシルビアs15についてネットで調べて見た

「おお、これだ。」

そして3時間ほどパソコンに向かっていたのだった。この3時間ほど多くの事を学んだ事は無かっただろう。エンジンの構造、駆動関係の事、レースの事、クルマにかかる物理的な力等、未知の世界に足を踏み入れた気がした。これなら勇人がクルマにハマる理由も分からなくは無い。

これで勇人と対等に話せる。


そして翌日

「おお、ずいぶんとクルマ好きになったなぁへえ、こりゃすげぇ俺の1ヶ月分のデータを1日で習得しやがった。」


それからというもの俺と勇人はクルマの話ししかしなくなった。そこから得る情報もすごかった。俺はわずか1週間で勇人を超えるほどの知識を得た。



そしてあっという間に後少しで卒業というところまで来ていた。



勇人は少しさみしそうに言った

「もう少しで卒業か・・・涼介とこういうクルマの話し出来るのもあとわずかだな、そうだ。じゃあさ将来一緒にバトルしないか?」

「バトル?・・・。」

「ああ。場所はここの第三中学校をスタートにして、あの海がゴールだ」

「いつバトるんだ?」

「4年後の今日、11月26日の深夜0時。いいか?」

「おもしろそうだな。受けて立つ!」


そうして危険な約束が結ばれたのだ。

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