表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

01


 「よし行くか」

 「おう!」


 イザとクルミは魔獣アリュセールを倒す為、冒険に出た。

 イザは爆炎の魔法が使え、クルミは僧侶として回復魔法が使える。

 他の冒険者と違って武器を持たない中々レアな存在であるが、ちゃんと準備はしている。冒険を舐めたりなんかしてない。

 防具はしっかりとつけ、アイテムを拾った時のストック用にアイテムBOXとして売られていたカバン2人は身につけている。

 中々カバンや防具は高かったが、冒険者たるもの当然の出費だ。

 

 イザ達のメインターゲット、アリュセールはシンドール渓谷という所を拠点としており、そこから半径5キロ以上は出ないとされている。

 全長20メートルぐらいの竜であるため、運良く平原にいたら、遠くからでもすぐ分かる見た目をしている。

 まぁ渓谷となるとどこの溝にいるか分からないし、巨大な渓谷に比べたら20メートルは蟻みたいなものなので、見つけるのは至難の業である。


 イザ達が村のクエストから冒険に出て1日が経つ。

 シンドール渓谷はまだまだ先である。

 今日はあたりも暗いし、無理して平野にいると未知な魔物に襲われる可能性もあるので、山の麓にある川沿いにテントを張り、一夜を過ごそうと思う。


 「炎鷹えんよう


 イザは集めた木の山に手を翳し、炎を出す。


 ボワっと木の山の底から紅色のゆらゆらとした熱気が込み上げてくる。

 炎は瞬く間に木の山を覆い、無事焚き火の完成だ。

 

 「間違って爆発させるなよ?」


 「当たり前だろ、そんなことしたらせっかく集めたのにもったいないじゃないか、

 冗談でもそれはしない。」


 「それを分かってて俺も言った。

 こいつはノリでも爆発させないだろうなと思って。」


 イザは重度の面倒臭がりである。

 それを長年一緒にいるクルミは分かってて敢えて揶揄うように言った。


 「もし爆発させて木が無くなっても、お前の回復でなんとかできるだろ?」


 「馬鹿いえ、俺の回復魔法は生き物の肉体限定だ。木なんて回復できるわけないだろ。それはもう別の魔法だ。」


 「かわいそうに、木さんだって、生き物だよ?」


 「それを言われたら何とも言えないな。」


 木が燃えゆく音が心地よい。

 これは上質なASMRだ、気を抜けばすぐ寝れそうなくらいの。


 

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ