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甘い罠と裏切りの予感――青い鳥の街の陰謀
放課後の夕闇が迫る中、あおこは無垢王が纏う圧倒的な「王」の威厳に、いつのまにか心を奪われていました。 無垢王は「青い鳥の街」という同じ異世界に転生してきた、巨大ギルド「超絶団」のリーダーです。 彼はワサラー団を激しく敵対視しており、あおこに甘い言葉を囁きました。
「あおこ、今のワサラー団には刺激が足りない。私がリーダーになれば、この団をもっと高みへ連れていける。緑茶はもう古いのだ」
あおこはその言葉を信じ込み、長年団を支えてきた緑茶に引退を迫り、無垢王とポジションを入れ替えようと画策します。 しかし、学校の教師である森クマ、辻褄、そしてわさこは、校舎の陰で密談を交わしていました。
「超絶団の狙いは明白だ。無垢王はあおこを利用して、ワサラー団を内部から乗っ取り、完全に崩壊させるつもりだ」
辻褄の厳しい指摘に、わさこが拳を握りしめます。 「あの子、なんてバカなことを……。私が目を覚まさせてやるわ」




