不穏な静寂――超絶団リーダー、現る
テストが終わり、教室に戻ったあおこたち。担任の森クマ先生が、どこか引き締まった表情で告げました。
「実は今日、このクラスに新しい仲間が増えることになった。入りなさい、無垢王君」
教室の扉が静かに開き、一人の少年が歩み寄ってきました。その姿を見た瞬間、あおことわさこの全身に、刺すような緊張が走りました。
氷の瞳を持つ「超絶団リーダー」
転校生として現れた無垢王は、抜けるような白い肌と、すべてを見透かすような冷淡な瞳を持っていました。 その正体は、王都を脅かす勢力「超絶団」のリーダー。 背中には漆黒の翼のような装飾があり、腰には禍々しい青い魔力光を放つ魔剣を携えています。
「……無垢王だ。超絶団から来た。貴様らと馴れ合うつもりはない」
彼の発した一言で、教室の温度が数度下がったかのような錯覚に陥ります。わさこは鋭い視線を向け、「……あおこ、あの男、ただの学生じゃないわ。超絶団のリーダー自ら乗り込んでくるなんてね」と警告しました。
四天王の警戒と忍び寄る影
休み時間、ピンクのロングヘアを2つにまとめたヒストリムが駆け寄ってきました。
「あおこ! わさこ! あの無垢王って子、魔力の質が普通じゃないよ。ボクの風が、あの子の周りだけ止まっちゃうんだ」
あおこは、ポニーテールをきゅっと結び直し、教卓の陰で静かに本を読む無垢王を凝視しました。 彼は一切の隙を見せず、圧倒的な威厳を漂わせながら周囲を「観察」しています。
宣戦布告
放課後、廊下であおこと無垢王の視線がぶつかりました。
「君がワサラー団の時期リーダーか。修行で『緑の魔法陣』を習得したそうだが……」
無垢王は冷酷に口角を上げました。
「超絶団、そしてリーダーたる私の叡智に比べれば、それはただの遊びに過ぎない。精々、今のうちにその平和を楽しんでおくことだ」
無垢王は去り、窓の外からは一つ下の学年の颯斗が顔を出しました。
「あおこさん! わさこさん! あの転校生、さっき辻褄先生を睨みつけてましたよ! 学校が戦場になっちまう……!」
ワサラー団と超絶団。宿命の対決の舞台は、学び舎へと移されました。




