再会のチャイム――学び舎に集う「七天候」
翌朝。あおこは久しぶりに袖を通す制服の窮屈さに苦戦しながらも、校門を潜った。隣には、俺(華麗うどん)特製の弁当を抱えた少年の華麗うどんと、ピンクのロングヘアをなびかせるヒストリムがいる。
「あおこ! 久しぶりだね!」
廊下を歩いていると、一つ下の学年のフロアから勢いよく飛び出してきた少年がいた。七天候・嵐の颯斗だ。彼は嵐魔法と剣術のダブルスキルを持つ若き天才だが、学校では人懐っこい後輩の顔を見せる。
「颯斗か、相変わらず元気そうだな」
「当然ですよ! また放課後、剣の稽古つけてくださいね!」
そんな賑やかなやり取りを、教職員室の前で二人の男が静かに見守っていた。
「やあ、あおこ君。無事に戻ってきたようだね」
穏やかな光を纏うような微笑みを浮かべるのは、七天候・晴の森クマ。普段は温厚な教師として教壇に立つが、その正体は最強の光魔法使いだ。そしてその隣で、鋭い眼光を崩さないのが七天候・雨の辻褄だった。
「……修行の成果か。少しは面構えが変わったな」
辻褄は雨魔法と剣を操る凄腕の戦士であり、この学校の教師でもある。彼の厳しい言葉の裏には、教え子の無事を喜ぶ確かな温かさがあった。
「森クマ先生に、辻褄先生……。へへ、ただいま戻りました!」
校舎に響く予鈴の音。戦場を共にする仲間たちが「日常」の姿で集うこの場所で、あおこの新たな日々が始まろうとしていた。




