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あなたに刺され

作者: 柿原 凛

 刺さってくれたら花開くから、

   今日も綿毛を吹きかける。

 氷みたいに頑固なあなたに、

   春の陽気も効き目なし。

 だからわたしは綿毛を今日も、

   嫌がるあなたに吹きかける。

 だけどわたしの綿毛の先も、

   同じくらいに硬いかも。


    ごめんね。 





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



たんぽぽの綿毛は繁殖しやすいように、飛んだ先で地面に刺さりやすい形をしている。

私の言葉が相手に刺さってくれたら、きっと良い方向に行ける。

そう思うからこそ、私は相手の心に刺さるように、言葉を尖らせてしまう。

でも、頑固な相手をさらに頑固にしてしまうだけで、全然効果はない。

でもそれに気付けていないから、さらに刺々しい言葉をぶつけてしまう。

それに気付けた時、相手が硬いのではなくて、自分の言葉のほうが硬いんだと悟って、柔らかくて優しい言葉を届ける。


そんなイメージ。

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