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連れ去り

バツイチ女子Yの面白勝手なひとり言⑦


 Yのつぶやき


 連れ去り

 (実話)


この話しは実際にあった話です


私が個人医院に住み込みしながら

看護学校に通って居る頃の話しです。

高校を卒業し、その医院で

お世話になる事になりました

医院の建物は1階が駐車場で

2階が診察室、3階が本宅で

4階が、私達の看護士の部屋で

午前中は医院の看護業務をこなし

午後からは看護学校へ通ってを

繰り返し、頑張っていました。


そこそこ仕事や、仲間やDrにも

慣れてきて楽しく働ける様に

なって、半年程、経った頃には

先輩も楽しい方で、いろんな

話しをしてくれたり

お酒位呑みに行ったりしないと

仕事ばかりしてても、楽しく無い

よって、良く言われました

それまで私がお酒は呑んだ事が

無かった為に、一瞬考えましたが

一回先輩と呑みに連れて行って

貰いました。

まあ、デカい店の半円形をした

カウンターが、幾つもあり

カウンターには、店の綺麗な

お姉さまが一つのカウンターに

1人付いてお酒を作るって感じでした。先輩は私は初心者だったので

コークハイから初めるとイイよと

勝手に決めたのであったが

まあ、初めての酒にしては

呑みやすい甘いし、、、

でも、結果悪酔いして帰る羽目に

なったんです。


でも、店の雰囲気が忘れられなく

なった私は割と、頻繁に呑みに

行く様になりました

その当時は昔で、医院の看護士が

3人住み込んでて、交代で

電話当番があったんですね、、

1人は必ず外出は出来ず

患者さんから、緊急時の電話対応

を、しないと駄目だったのです


私が当番の日にもいつも、凄い

真面目で優しい先輩の1人が居て

私が当番でも、遊びに行っておいでよ! って言ってくれて

私は、お返しに、ナケナシの金で

中華の出前を食べさせてあげて

それで、当番をずっとして

貰う様になりました


ある夜、いつもの、店で少し

ほろ酔いで歩いて医院迄帰って

来ました。

時間は夜の22時40位だったと

記憶します・・・

うちの医院は2階にインターフォンがありそこを押したら先輩が

鍵を開けてくれる様にしていました。

わたしはこの時も少しだけ酔って

いたんですが、

インターフォンのボタンに指を

伸ばした時でした!

誰か私の伸ばした右腕をグッと!

引き離したんです!

私は驚きと、同時に見た顔は

中年の色黒男が私の腕を掴み

階段から引きずり下ろしました

男は「 こんなに遅くまで遊び歩いて、男を知らない事は無いだろ」

こう罵倒したんです


私は 「 変な言いがかりはやめて

下さい、警察呼びますよ!」

と、言ってもこの時代携帯電話も

無くて、内心おろおろ状態でした


腕を私は、振り払い逃げるが

追いかけて来ます

男は「 こっちへ来いっ!!」

と、腕を掴まれながら

どんどん、医院から離れた路に

連れて行かれ、私は腕を離し

4回か、5回

走りましたが、私は踵の高い

サンダルを履いていて早く

走る事が出来ずに、すぐ男が

追いついてきて絡んで、脅して

きて、男の怒りの声で恐ろしく

なり、思わず泣いてしまいました

男は 「 うるさい!泣くな!

黙って付いて来い!!」と

ずんずん暗がりの方に

雁字搦め状態で、私を離しませんでした、、、

急に 目の前が明るくなったと

思って見えたのは……

ラブホ……とゆう建物のネオン

だったのです

もう、ここに入ったら駄目だと

もう一回、思いっきり走り逃げ

ました! でも……

また、捕まってしまい

結果 泣き腫らした顔の私は

そのまま中に……………


今までこんなホテルとか

部屋とか知らなくて

その、部屋はベッドがあったのは

覚えています

後は記憶に無いです………

男は私をそのベッドに押し倒して

私の白いブラウスのボタンに

手をかけて、外そうとした、、時

私は逃げる覚悟は出来ていて

少し落ち着きが出来ていました


「 分かりました。イイですよ

その代わりサックをお願いします

」 と、私はその当時は部屋に

サックは常備されて無かった事に

勘づいてました


男は「 分かった、逃げるなよ!」

と、言って電話を使わずにフロントへ出て行ったんです

もう、逃げるなら今しか無いと

私は、数十秒 置いて走り逃げ

ました! もう早く出ないとだけ

考えていました

階段を駆け下りた頃に気づいたら

片方のサンダルしか履いてなかったけど、もうどうども良い状況

でしたから、

ちょうどホテルの下には

奇跡的にタクシーがいて

手を挙げて飛び乗りました

私の息が乱れた姿を見て

運転手さんが 「 大丈夫ですか?

」と、聞いてくれて「 はい、、」

と、返すのが、ヤッとでした。


それから医院までタクシーで

帰り片方は裸足の私は

今度こそしっかり、インターフォンを押しました

先輩は私を見て

「 どうしたの!酷い格好で

何かあったの?早く入ろうって

中に入った私は先輩の胸で

泣き続けました

少し落ち着いた時に全てを

話して聞いてくれ、

もう、何もされて無くて

本当に良かったよ って

また、安堵の涙と恐怖の涙が

入り混じり、その日は

精神的に眠れぬ夜でした

それからと、いうと、私は

当分は、呑みに行く事が

少なくなりました。

人の怖さをつくづく感じた

今思い出したくも無い体験話です


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