最後の女になってくれ
最後の女になってくれ
バツイチ女子Yの面白勝手なひとり言㉚
Yのつぶやき
愛されたあとの
余韻で眠る
あなたからみたわたしは
子供のような寝顔
爪をわたしに立ててなぞってくる
まだ深い眠りではないのか
ときおり ヒクリと うごく
浅き夢と現実の狭間でゆれる
かもの腹にまた しのびこむ
ふたたびにてまた花を散らして候う
Yのつぶやき
二人で見つけた
海沿いの部屋
白い波が夕日を浴びて輝き
海鳥は山へと急ぎ早に飛び交える
サングラスを投げ捨て
わたしの目をジッと見て呟いた
最後の女になってくれ
私は一筋の涙で 頷いた
やがて陽は沈み海は黒く染まり
部屋の灯りだけが二人を照らし
結ばれても後悔は無いかと
一言を言いながら抱き寄せて
髪を優しく撫でて初めての
キスを交わす シャイな二人は
照れ合いながら
時計の針が 21時を告げた頃
二人は一つになり
波の音と月の光に照らされて
深く沈むように愛しあった
汗は雫になり
ずっと………そのまま
Yのつぶやき
満 た し 微 わ ま 男
ち だ だ か た る の
て の い に し で 唇
ゆ 一 に 這 の 別 と
く 個 わ い か の 指
潮 の た ま ら 生 は
に 肉 し わ だ き
は 体 は る を も
こ に の
ば な の
れ っ 様
る て に
Yのつぶやき
あなたの呼吸は
わたしの首筋を這う
このままじゃ息つく事ができない
よじれながら苦痛が漏れて揺れる
遠くに聞こえる列車のシグナル音
呼吸に合わせ
一つに結びつけられる
心と………心
身体と………体
止めること無い二つの吐息
呼吸




