第二王女の奔放なふるまいの後始末
明日結婚式なのですが、夫となる人は出席されるでしょうか?
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の王視点になります。
読んでいなくても分かるように書いたつもりですが、読んでいただけたらよりわかりやすいかと思います。
性的描写があります。
R15です。
失敗した。大失態だ。
側妃が産んだ第二王女のキャリーがまさかあんなふうに育っているとは思いもしなかった。
私の前ではまともに振る舞っていただけだったとは。
いつも可愛く程よい我儘を言って私を困らせては、私に抱きつき「大好き!!」と子供のように振る舞っていたのは何だったのだ?
側妃のエガテリーテにキャリーの教育方針を聞くと、第二王女として過不足ないと返事が返ってきた。
家庭教師たちの名前を聞いても、問題のある人物はいない。普通にちゃんとした子に育つ筈。
私が急にキャリーのことを聞き出したために、不信感を持ったエガテリーテが嫌味ったらしく私に言った。
「キャリーのおかしなところがあったとしたら、陛下が甘やかす以外の興味を持たなかったからではありませんか?」
などと言いおった。
「子供達の教育は妻達に任せている。エガテリーテの育て方に問題がある」
「第一王女のように側に置いてきちんと育てればよかったのですよ」
決して第一王女と第二王女に差をつけたことなどない。どちらかというと甘え上手なキャリーの方を可愛がっていると周りには見られていたくらいだ。
第一だろうが第二だろうがはっきり言って、王女自体に興味がない。
そこそこに育ってくれればどこかに嫁に出してしまう子達だ。
重く愛を傾けるわけにはいかない。
政治利用の使い方しか考えていない。
その気まずさ故の反動だったのか、甘えてくるままにしすぎたかもしれない。
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キャリーの護衛騎士の一人、ベーゼ・ハイエンスの婚約者の父親、ペンス伯爵が謁見を申し込んできた。
「今日はどうしたのか?昨日、ミランダ嬢の結婚式だったと記憶しておるが」
「私共の娘の結婚まで知っておられましたか」
「うむ。めでたいな」
「いえ、結婚式は執り行われませんでした」
「むっ?何があったのだ?」
「夫となるベーゼが結婚式を欠席いたしました」
ちょっと面白くて興味を持ってしまった。
「自身の結婚式を欠席したのか?!」
「はい」
「どういうことだ?詳しく話せ」
「はっ。では陛下に申し上げます」
一通の手紙を渡される。
『ミランダへ
王女のご機嫌が悪く離れられない
すまないが
一人で式を終わらせておいてくれ
愛している
ベーゼ・ハイエンス』
と書かれていた。
「まさかと思うがこの王女とは・・・」
「第二王女のキャリー様です」
やっぱり・・・王女ってうちの子達しかいないよね。
キャリーの機嫌が悪くて離れられないから結婚式を欠席するという手紙を見せられて、私はなんと答えればいいのか?
どう強請れば、自身の結婚式を欠席させられるんだ?
キャリーは、欠席された妻の立場がどうなるのか考えなかったのか?!
「結婚式はミランダ嬢一人で執り行ったのか?」
ペンス伯爵の表情はとても厳しい。
「ベーゼが出席しない以上、娘も出席しないと言いまして、教会に親族たちが集まって、新郎新婦が来ないまま式の終了時間になり、教会から追い出され、披露宴の会場で食事をして解散となりました」
「そ、そうか・・・」
「ベーゼと王女殿下にはそれらすべての費用と、娘が被った被害を慰謝料として、支払っていただきたいと思っております」
まずい・・・。
ペンスは婚約破棄したいと言うが、ここで婚約破棄を認めてしまうとキャリーに瑕疵が付いてしまう。
隣国に、嫁に遣らねばならん!小さな瑕疵でも付ける訳にはいかない!
それに伯爵家なら我慢させてもいいだろうとそんな考えが頭をかすめた。
その日は取り敢えず「ベーゼに確認を取ってみる」と言ってペンス伯爵を帰らせた。
ベーゼに確認を取ると、陛下のお望みのままにと返答があった。
どういう意味だ?
キャリーからは「ベーゼは私の護衛騎士よ。私以外の誰も好きには出来ないわ」と言ってきた。
護衛騎士の仕事とプライベートは別のものだろう?
キャリーが口出せることではない。
ペンス伯爵が「婚約破棄の一件はどうなりましたか?」と謁見を申し出てきた。
ベーゼに署名させた婚姻届をペンス伯爵に渡して早く提出するように勧めた。
なんとかしてキャリーの失態を取り繕わなければ。
私の言葉の意味が分からないのか、ペンス伯爵は「婚約破棄を」としつこく言い募った。
どうなっているのか聞きたくて、キャリーと会おうとしても、逃げ回っているのか会うことができない。
まぁ、会えないものは仕方ない。
ペンス伯爵には早く婚姻届を出すように言っておけばいいか・・・。
婚姻届を出したら祝い金として少々多めに渡せばいいな。
ペンス伯爵も私に会わないようにしているらしく、出仕しているはずなのにこれまたなかなか会えない。
会ったときには婚姻届を早く提出するように伝えるが、婚約破棄したいと毎回同じ話になる。
責任の一端をペンス家に負わせようと考えているのにこれが上手くいかない。
結婚式を欠席されたのが余程堪えたのか?
確かに馬鹿にされた程度で収まるような問題でもないだろうしな・・・。
見かけたペンス伯爵に「婚姻届を出すように」と言うと「ベーゼと王女の身辺を調査して下さい」と進言してきた。
「実際には提出いたしませんが、婚姻届は出したので、仕事帰りに娘のミランダを迎えに来るように伝えて下さい。迎えに来た暁には婚姻届をどうするかベーゼと話し合いたいと思います」
ペンス伯爵は本当に思うように動かない。
「いつ迎えに来るのか楽しみです」
そう笑ってペンス伯爵は仕事に戻った。
一応気になったので「軽くでいいから」と言ってキャリーとベーゼの現状を調査させた。
些細なことでも何かあれば私に報告があがるようになっている。今まで何の報告もないのだから、調べるだけ無駄だと思っていたが念の為に調べさせた。
私はただベーゼがキャリーに惚れていて些細なことでも大げさに受け取って、結婚式を欠席したのだと思っていた。
本当に軽く調べただけだったのだ。
本当に軽く。
まさかキャリーが自分の側近達と人には言えない関係を持っている疑いがある。
そんな報告書が届くとは思っても見なかった。
なんとかしてキャリーの失態を隠さなくてはならない。隣国に嫁がせるのだ。
ベーゼなどという騎士になんぞに嫁にはやれん。
キャリーに何の価値も無くなってしまう。
ベーゼと引き離し、ごまかさなくては。
ペンス伯爵には「早く婚姻届を出せ」としか言えない。
「ベーゼがまだ迎えに来ないので、婚姻届は出せません」と逆に言われてしまう。
キャリーにベーゼを城から出してペンス家に迎えに行かせるよう伝えているのに、キャリーもベーゼも言うことを聞かない。
キャリーもベーゼも私の言葉を軽く扱っていないか?これでも私は国王なんだけど。
届いた報告書にはベーゼはキャリーの護衛に付くようになってから一度も自宅に帰っていないのではないかと書かれている。
婚約者との交流をキャリーが一切許さず、ベーゼ、カイン、アベルという騎士には自分の周りに部屋を与えて、二十四時間侍らせていると書かれている。
軽く調べてこんな報告書が届くなんて、深く調べたらどうなるんだ?
何故今まで誰も私にこの報告をしなかった?
侍女や側近達はどうなっているんだ?
キャリーの価値が無くなってしまったことにショックを受けた。
十九歳になったら隣国に嫁ぐことに決まっているのに、どうするんだ?!
今まで報告がなかった理由と、キャリーに関わることを過去に遡って全て調べろと命じた。
ペンスに早く婚姻届を出すように今回も伝えたが「ベーゼが迎えに参りません」と言ってペンス伯爵は去っていく。
ペンス伯爵にとっても私の言葉は軽くなっているとしか考えられない。
キャリーの周りをなんとかしなければ・・・。
そう、このときはまだ安易に考えていた。
届く報告書は目を覆いたくなるようなものばかりだった。
過去も酷いが今も酷い。
侍女や側近達から報告が上がらなかったのはキャリーはお金の使い方が上手かったからだった。
侍女、側近達にはたっぷりと手当を出し、キャリーの後始末をさせていた。
逆らう者はカインとアベルに襲わせて言うことを聞かせ、人前に出られなくしてしまっていた。
もうキャリーの周りをどうにかして解決できるようなことではないとこの時初めて理解した。
徹底的に調べさせているが、毎日上がってくる報告の内容はとても酷いものばかりだった。
キャリーは見た目のいい騎士が好きで、六人の護衛騎士は体格と顔で選んだ。
ベーゼが一番のお気に入りで、付きっきりで護衛させていて後二人を交代で、三人を常時侍らせている。
本来なら学園には連れ込めないのにも関わらず、学園にも必ずベーゼを連れて行き、自由奔放にふるまっていた。
王宮内では二人を扉の前に立たせ、ベーゼはキャリーのいる場所には必ずいる。
就寝中のベッドの上にも!
その上もう一人の護衛を部屋に入れる。
ベーゼ以外の護衛騎士が室内にいるときは、侍女たちは部屋から出される。
侍女は室内に戻ると、汚れたシーツを持って洗濯室に駆け込んでいる。
それと、一日に二〜三人と関係を持っていることが日常だ。と報告書は締めくくられていた。
報告書を持ってきた王の直轄、実働部隊の隊長は哀れみと気まずさをにじませた顔をして、次の指示を待っている。
「これ、調べたらまずかったやつだよね?」
「・・・そう、思いますが、調べて知っておかなければならなかったことかと思います」
高位な者ほど身持ちを固くするべきだと教えられる筈なのにキャリーは一体どうなっているんだ。
ベーゼ、カイン、アベル以外の護衛騎士三人はキャリーを相手にしていないとのことで、それだけはホッとした。
だが、ベーゼ、カイン、アベルとの間の子供はいつできてもおかしくない。
今まで妊娠しなかったのが奇跡だとしか言いようがない。
私は一体どうすればいいんだろうか?
「ここまで調べちゃったら、もう対応しなくちゃいけないよね?」
「・・・・・・」
「過去も遡って調べてくれるか」
「よろしいんですか?」
「もうしかたない」
「かしこまりました」
キャリーのことを調べるだけ調べ尽くして、王妃と何度も話し合い、如何しようもないと結論が出た。
侍女や側近を襲わせていなければ・・・。
公費を使っていなければ・・・。
助けられたものを・・・。
少し圧をかけて侍女たちの口を閉ざさせるべきか・・・?
いや、儂が知らなかっただけで、王女の周りで働く者で知らないものはいない。
少々の圧を掛けたくらいではどうにもならんか・・・。
今、キャリーが部屋にベーゼとカインを連れ込んでキャリーが服を脱いだようだと隊長が報告に来た。
行きたくないと思いつつ私は王妃と側妃を連れてエガテリーテの下へ向かった。
「一体何なんですか?」
「キャリーのところに行くだけです。騒がず黙って付いてきなさい」
王妃に言われてエガテリーテは口を閉ざした。
前に立つ二人はキャリーと関係を持っていない騎士たちで、職務が終わると逃げるように帰っていると報告書に書かれていた。
私は前に立つ騎士に黙るように言いつけ、扉を開けさせた。
そこにはベッドの上で裸のキャリーの股ぐらに顔を突っ込んでいるカインが居た。ベーゼはどこにいるのかと見回したが見当たらなかった。
エガテリーテは悲鳴を上げ、その場に座り込んでしまう。
これでやっとエガテリーテもキャリーの行いを認識しただろう。
王妃が近寄っていき、ベッドの上で呆然とするカインをキャリーから引き離す。何も身にまとっていない娘を見て悲しくなる。
キャリーの下にはベーゼが居て、ベーゼに背中を向けてベーゼを受け入れていた。
侍女にキャリーに服を着せるように言い、ふてくされたキャリーを別室に閉じ込めておくよう命じた。
「ベーゼ、カインどういうことだ」
「はっ。申し訳ありません」
「謝って許されるようなことではないぞ!ベーゼは婚姻届にサインして妻を迎えたばかりではないのか?」
「私はキャリー様を愛しております」
「お前、殺すよ」
アベルも連れてこられ、ベーゼとカインも一緒に一般牢へしばらく放り込むことにする。
あと、報告のあった公爵家のマスティマ、アザゼル、侯爵家のベリアルは取り敢えず貴族牢に一週間放り込むよう言いつけた。
この三人は、学園の中でキャリーと関係を持っていた。
ベーゼ、カイン、アベルはキャリーを愛していると言い続けていたが「子供を作れない処理をして、東棟の最上階に閉じ込められる生活を選ぶか?」と聞くと三人は黙ってしまった。
薄っぺらい愛だ。
「キャリーは男がいないと生きていけないタイプの女なのか?」
「分かりません・・・」
王妃が首を振りながら頭を押さえる。
エガテリーテは座り込んだまま、立てないようだった。
「陛下、どうされますか?」
「どうすればいいのか私が知りたい・・・」
「このまま隣国に嫁がせると問題が大きくなりますよ」
「そうだな・・・」
「まだ、こちらから何らかの事情を話して辞退したほうが傷は浅いかと」
「・・・そうだな」
そこで気を取り直したのかエガテリーテが喚き立てた。
「キャリーはどうなるのですか?!隣国で王妃になるのではないのですか!!」
「誰の子を妊娠するか分からないような女を王妃に迎えるような国はない」
「そんなっ!!」
「其方がもっと上手く育てなかったのが悪い」
「私のせいですか!!」
「キャリー本人の気質もあろうが、育て方にも問題があったのだろう・・・」
「陛下にだって責任はありますわ!陛下の子でもありますのに!!」
「エガテリーテ、口を慎みなさい。第一王女よりキャリーの方が陛下には可愛がられていたでしょう?私の子はキャリーのようにはなっていませんよ」
「・・・・・・」
本当だろうか?子供達全員を少し調べさせたほうがいいと思った。
「今は責任追求はよい。この後の対応をしなければ。暴いた以上、隠し立てはもうできん」
暴く前に始末したほうがよかった。
キャリーに関しては失敗ばかりだ。
隣国にキャリーとの婚約の撤回を申し入れた。
申し入れたその場で了承され、隣国もキャリーのことを調べていたのだろうと思った。
十年程の間、外交で我が国が不利益を被ることに決まったが致し方ない。
この程度で済んで良かったというべきだろう。
公式には私と王妃の側近と入れ替えたと発表した。
私と王妃の侍女と側近、護衛騎士がキャリーの周りを固めていて自由は一切ない。
護衛騎士には衣装を脱いで「私と遊ぼう」などと誘いをかけていると報告が上がっている。
「まるで牢獄のようよ!!」
そう言ってキャリーは癇癪を起こし、所構わず暴れている。
少しでも大人しくすればいいものを。
キャリーの噂が所構わず広がっている。
今まで儂が知らなかっただけで、元々噂は広まっていたのかもしれない。
隣国のことも片付いたし、キャリーを野放しにしておくのはもう限界だ。
実働部隊の隊長に命じた。
「キャリーを東の塔の最上階に閉じ込めろ」
「よろしいのですか」
「ああ。頼んだ」
キャリーは実働部隊の隊長を見た途端、狂ったように叫びだした。
腕に麻酔針を刺されてそのまま眠りに落ち東棟の最上階へ幽閉した。
と報告書には書かれていた。
キャリー付きのその他の側近たちは、私への報告義務を怠ったとして、二週間の取り調べという名の謹慎処分と地下勤務と決めた。
カインとアベルに暴力による口止めをされた者にはその者の罪状に合わせて保護すべき者と罰則を与える者とに別れたが、調べた結果、全員地下勤務となった。
一番困ったのがキャリーと関係を持たなかった護衛騎士達だった。
報告義務は怠ったが金品も受け取っておらず、キャリーの誘惑にも負けなかった。
取り敢えず、二週間の休暇という名の謹慎処分にはした。
皇太子が「彼らのことは私に任せて下さい。ただし騎士見習いに落として下さいね」と言ったので後は皇太子に任せることにした。
どうするのかと見ていたら、取り立てて自分の護衛に付けていた。
キャリーを幽閉した後、ベーゼ、カイン、アベルを一般牢から出し、反省したか訊ねると三人共従順になっていた。
二週間の休暇という名の謹慎処分にして、その後一時的に私の護衛にするとしたが、この三人は儚くなると決まっている。
二週間が明け、ベーゼ達が出勤してきた。
私の護衛としているが、鈍った勘を取り戻させるために三ヶ月、訓練に励めと伝えた。
三人は「陛下のご温情に報いたいと思います」と頭を垂れていた。
背後になんぞ立たれたら、私の首筋がヒヤリとしてしまう。
こいつらのせいでキャリーが嫁に行けなかった!!
いや、それは儂の自己弁護か。
元はといえば王女という立場を振りかざしたキャリーが悪い。
ベーゼのサインがあるミランダとの婚約破棄が昨日提出されたと聞いた。
ペンス伯爵は上手くベーゼから逃れたようだ。
なかなか読みがいい。
その能力を買って、皇太子の側近くに置くことを考えてもいいかもしれん。
ペンス伯爵を呼び出し、娘のミランダが結婚したと報告を受けたので、結婚祝だと言ってキャリーの今年度の予算の残りを全て渡した。結構な金額になった。これでペンス伯爵は水に流してくれるだろうか?
ペンス伯爵はそれを「光栄です」と受け取った。
「ペンス伯爵は皇太子の側近くに侍る気はあるか?」
「ありがたき幸せです」
「では今の仕事を片付けて、早々に皇太子に付いてくれ」
「かしこまりました」
ベーゼ、カイン、アベルは二ヶ月ほど経った頃、訓練中の些細な怪我が元であっけなく死んだ。
キャリーに付いていた者達の後始末が全て終わった。
私は退位を決め、来月皇太子に後を譲る事が決めた。
私には側妃とキャリーに毒杯を与える最後の仕事が待っている。
地下勤務とは通常の下働きがする勤務。
洗濯や調理の下ごしらえなど。
但し、下働きと違うところは、死ぬまで地下から出られないこと、給金が1/4ほどになる。
必要な物は頼めばその給金から買ってきてもらえる。
時間軸に苦しみました。
王が踏み込んだ時にそのまま幽閉したかったのですが、本編との時間が噛み合わなくて、一旦王の護衛たちが付いて、自由に振る舞ってしまうという矛盾が出てきてしまいました。
そこは王女の失態と関連付けないため・・・と自分に言い聞かせていますw
ペンス伯爵が度々王と会っているのがネックです。
後日、第二王女視点をUP予定です。