2話
私こと世界滅亡兵器46通称シロは、一目惚れをしました。お相手は、黒上融二と名乗る自称警部のお方です。一見、気怠そうな顔をしており不真面目そうです。しかし、私は彼に掴まれ、彼はこう言ったのです。
「動くな!何故こんな事をする!?俺は警部の黒上融二だ!そちらに連絡はいっていないのか?」
ここで、初めて黒上融二という名前を知りました。この時の彼は、気怠そうな顔ではなく、キリッとした随分と男前なお顔をしてらっしゃったのです。白い服達【白衣を着た研究員】と彼が話している間に彼が付いて着てくれる事になったのです。彼は、付いて着てくれる事が決定してからすぐになんとお手洗いに行くと言い出したのです。彼は中々お茶目で可愛い所があるようです。すると、白い服の中の女が一緒に行くと名乗り出やがったのです。私が行くと言いたかったのですが、他の白い服の男がその女に行かせるよう指示しやがった。本当は1番私が彼と一緒にお手洗いに行きたいのに…彼は、トイレ行ってしまったのです。
「シロ様。不死身の体が手に入ります。あの男を使用して宜しいでしょうか?」
白い服がそんな提案をしてきた。
「宜しいですよ。あの方と一緒になれるのであれば、何でも宜しいのです!」
「シロ様なんかご機嫌だな。」
「これで不死身の体を手に入れることができるからであろう。」
白い服達が話している間に彼が帰ってきました。(あの女…私の彼と手をつなぐなよ…これから黒上さんは私と一緒になるの…あんたの入る余地なんて一つもないの…)
彼にこれから一緒になれるね!と視線を送ると一瞬で目を逸らされてしまう。どうやら、彼は照れているようです。その後、彼に視線を何度も何度も送ったけど、こっちを向いてくれなかった。そして、地下研究室に着き、研究員がパスワード入力し地下研究室の扉を開ける。白い服達も私が言ったパスワードを使ってくれている。私が適当に言ったパスワードなのに。
(ウケる)
それじゃ、黒上さん。これから一緒になろうね!そして、世界滅亡兵器46は黒上融二の後頭部を鈍器で殴った。その後、研究員らから説明を受けた世界滅亡兵器46は内臓を吐き出した黒上融二の体の皮を纏う様にして世界滅亡兵器46と黒上融二は——————————
「「融合した。」」
今回はシロ目線を書いてみました。黒上はどんな人でシロはどんな人かというのをわかってもらえれば嬉しいです!今回は展開があまり進みませんでしたが、短期間で投稿していく予定なので何卒評価、コメントなどよろしくお願いいたします!