入道雲
とんで 消える
入道雲
座ったら、もう二度と立ち上がれなくなるから。
僕はずっと歩いていなければならないのだ。
そうあの日に誓ったはずなのに、
レールは今日も中途半端に途絶えてる。
最近、雨の予報は大外れで、
バイト前の空には入道雲なんかが飛んじゃって。
もう、全てがどうでもよくなった気になるよ。
ごちゃごちゃの洗濯物が力なくシワシワになっていく様を、僕はぼうっと見ている。
傲慢な感情は途切れ途切れにやってきて、僕にちょっかいを出してはいなくなる。
怠惰はずっと僕の中心に。
これじゃだめ。
これじゃだめ。
だから
これじゃだめなんだ。
これじゃだめなんだよ。と。
自分に言い聞かせている最中なのです。