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3月14日

 お返しを調べるついでに、ホワイトデーの起源を調べてみたが案外しょうもなかった。


 今日はアインシュタインの誕生日だったり、円周率の始まりが3,14なのだから数学の日、πの日ともされている。

 また過去の日本ではバカヤローどもが解散している。


 彼女のお返しは町の本屋さんで良いものを見つけたからそれにした。

 ほかに行く場所はやっぱりひとつ。


「今日は何の日か知っているか?」

「国際結婚の日。結婚しよう」

 人と妖怪って結婚できるのか?

 お返しと言いながら彼女に紙袋を差し出す。

 彼女は、ありがとうと言い包装をビリビリ破る。

 袋の中から出てきたものは、雪の結晶を模った髪留めとフロストフラワーの写真集だった。

「なんか、微妙」

「そういうと思った」

 それでもふたりの顔には笑みが浮かんでいた。

「ほい新作のソフト」

「やった! 朝までやろうね!!」

 彼女の一言で夜なべが決まる。


 彼は知らない、朝の光で一輪の氷の花が散ったことを。


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