表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界生徒会活動記  作者: もくすけ
初めての異世界学校生活
6/11

キャラメイクと今後の話

一体いつになったら地上編に行けるのだろう

 ここでの修行生活も1ヵ月経った頃に全生徒がワタリさんに集められた。


「君達が望んだ2つ目の願いを覚えているかい?この世界に適した容姿や身体にして欲しいって事だ。地上に行く寸前に慌ててやっても良い事も無いだろうから、君達がこの神域にいる間に容姿なんかを変えられるようにしておくよ。それもいくらかマギナを消費してしまうので君達の勉強の進捗度にポイントをつけてその中でやってくれ。3つ目の願いのスキルはそのポイントの残りも加味して決められるようにするよ。」


 マジでゲーム的な展開になってきているけどゲームとは違い僕達はやられたら本当に死んでしまうし、生活できなくても死んでしまう。よく考えてスキルを取得しないと先々行き詰ってしまいそうだな。


「とりあえず今までの分として全員に同じポイントを配っておいた。それと今後のここでの訓練の内容でポイントを追加するし、例えば剣術をずっと訓練した人は剣術系スキルの取得をし易くなるように調整もしてみたよ。これで訓練にももう少し身が入って長生きしてくれるとこちらも助かるなぁ。」


 そう言うとワタリさんは奥の方へと歩いて行った。周りでは各々近くの友人とスキルや容姿の変更を話始めている。こうなってくると一旦打ち合わせをしないと後が大変になりそうだな。

そこでみんなに話しかけてみた。


「みんな色々気になっているだろうけど少し話を聞いて欲しい。今後スキルを取得していくにあたって先に聞いてみたい事と決めていきたい事があるんだ。

 初めに地上へ行かずにここでの勉強を選んだけど、この先地上に降りてからの方針を大まかに確認させて欲しい。

まずは学校の枠から離れて一人なり少人数のグループで今後生活をしようと思っている人と、できればまとまって生活基盤を築こうと思っているかまだ決めていない人に分れて欲しい。これは今後生きていく為にまず考えておかないとマズいと思うんだ。

 僕達以外に10万人の異世界から来た人達もいるし、同じ種族だとしてもこれだけの人数で即戦力でもない子供の面倒を見てもらえる保障は無いと思う。ならばいっそどこかでまとまって村か町を作った方が安全な気もするけど、僕の話に何か根拠がある訳では無いからやりたい事がある人は別れた方がいいと思う。

 まとまるならスキルについてはある程度生活が破綻しないように取るべきスキルは分散したい。でも大多数の人がばらけたいならこの話も意味は無いんだ。なので今みんながどんな風に思っているか知りたいからちょっと別れて行動したい人はあちら側に移ってもらえるかな?」


 そう言って少し待っていたら1割ぐらいの人が横にずれた。


「積極的かはともかくこれだけの人数がいればどうにかやっていけると思う。別れた人もできれば一緒に聞いて欲しい。以前の生徒会マニュアルで災害後にコミュニティを作って生活していく方法があったんだけど、仮に7百人の人間が食べていくだけの農地を作る為の面積や水利、気候条件や連作障害なんかが書いてあった。効率の良い日本の水田で1反って約300坪で7人分の米が出来る。その百倍だと3万坪必要になってくるけど、正直広すぎて想像も付かないと思う。

 その他に野菜を作ったりする事も考えても素人の僕達が機械も無くやるってのは相当困難になってしまうかもね。でもこの世界での農家の人は魔法を使って畑を耕したりしてるそうなんだ。その魔法を覚えたりして農業をやる班、モンスターと戦ったり狩りをしたりする班、木材を切り出したり金属を掘り出して加工する班、みんなの食事の用意をする班、怪我や病気をした時の治療をする班、材料を用意して衣服を作る班があれば最低限の衣食住は賄えると思う。後は別れて行動したい人にもできればお願いしたいんだけど、周りの状況を調べて教えてくれる情報収取班なんかもあれば非常に助かるかな。

 今いう班をもう少ししたら作りたいんで自分が何をやりたいかを考えておいて欲しい。部活を作って所属するぐらいの気分で大丈夫だよ。」


そんな感じでこの神域の学校に色々な部が出来る事になった。

僕は何処に入ろうかな。


 


ゆっくり続きを書きましょうっと

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ