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東方 双陽炎 1ー5  作者: ククルカン
1/1

人里へ?

えー、1ヶ月ぶりの投稿です。こんなペースですみません。それに進行が遅い気も…。

ご愛読してくださる皆様には長いこと楽しんでもらいたいのでこのくらいのペースを保たせてもらってます。

ご了承下さい。

今起きたことをありのままに話そう。


飛行訓練

霊夢にフルボッコ

飛行練習終了

人里へ出発

紫と遭遇

紫フルボッコ

なんとか接近

ハプニング発生 今ここ




今の状況を確認しよう。前にもあのお子様閻魔様にもこんなことあったような。

だが今回は訳が違う。以前起きたようなハプニングならまだ良かったのだが今回は一本取られたな。


紫に向かって何故か高速で動いて制御できずに突進をして押し倒した筈なのに。

紫が上なのだ。そう上なのだ。

大事だから二回言ったぞ。この展開はどうして良いのかわからん。困ったな。

今まで女子にこんなことをしてたとは。




「どう?今まで幼馴染みに何度かしてたんでしょ?いくら事故とはいえ困るわよねぇ」


紫のドヤ顔がほんと腹立つんだけど。


「紫…暁都が困ってるじゃない。それにあなたも一応、一応女なんだからやめなさいよ。」

「一応って失礼ねぇ霊夢。本当は羨ましいとか思ってるんじゃないの?」


何故か顔を上気させてそっぽを向く霊夢。え?お前らそういう関係?

いや言わないけどさプライベートの事だから言わないけどさ!



なーんて思ってると紫の顔が俺の顔に急接近中。待て待て待て待て待て待て。




「なによ、そんなに怖がらなくてもいいじゃない?少しは期待とかしないの?」



出来ねーよ、めっちゃこえーよ。

言わないけどさ!言えないんだけどさ!


「いやー。こんな美人さんに急に近づかれたら…ねぇ?霊夢?」

「いやー。ねぇ?目なんか合わせられないわよね。」



何故顔を赤くする!脈アリか!なぁお前ら!


「ゲフンゲフン」

「なによそのわざとらしい咳は」

「で?紫そろそろ降りて欲しいんだが」

「人に頼むときは頼み方ってものがあるわよねぇ?」

「さっさと退け。」

「あら酷い、もう少しだけじっくり見させてよ?」

「ねぇ暁都?早く退かしなさいよ?」


何故俺が怒られるのだか。今回は訳がわからないことが多過ぎる気がするんだが。


「いいじゃないまだ時間はあるんだし、霊夢もどうせ暇でしょ?」

「あんたじゃないんだから暇なわけないでしょ。」

「ねぇ霊夢?今晩お邪魔していいかしら?」

「はいはい、わかったわよ。」



ほぼ当たりかもしれんな。まぁみんな色々あるもんさ。何も言わないから退いてくれ。


「もういいだろ、俺は早く人里に行きてーんだよ。」

「ふふっ怒った顔もいいわねぇ。」

「ちけーんだよ。退けよお前。」

「赤髪、端整な顔立ち、鋭い目つき。本当に全てが私好みだわ!」



なん…だと…!?



俺、初めて霊夢とひとつになれた気がする。俺もあんな顔してたのかな。

付き合うフラグ立てて告白して折られた時のあの絶望した時の顔。わかりづらいか。

早苗に告白して絶望して帰ってく奴らの顔と同じだったな。あんな顔今してたのか。


「紫!さっさと退きなさい!」

「いーやーん。」



なんだかんだでようやく離れることができた。接近戦をするときは気をつけよう。そう心に誓ったとき。


「さて、茶番はここまでね。今あんな条件で貴方を戦わせたのは貴方を調べるためよ。」


少し殺気を放ちながら真剣な話を切り出してきた。さっきの戦闘とは比べ物にならない殺気だ。きっと俺じゃ到底相手にならないだろう。


「何を調べたの?何となくわかってはいるんだけと。」








「暁都の能力よ。」





能力?俺が?幻想郷では確かるらしんだがここに来てまだ少ししか経っていないのに得られるものだろうか。



「暁都の能力…やっぱり変わってないわね。速度を操る程度の能力よ。」



何その能力、めっちゃかっこいいじゃんか。

興奮してるさなか霊夢は札を構えてる。

多分真面目にやらないと死ぬ?気がする。


「どーゆーことだ。説明しろ。」

「そのまんまよ?貴方自身、貴方が触れた物の速度を変えることができるようね。今あんだけ接近できたのはきっと能力のおかげよ。」


全く持ってわからん。いつから使えるようになってたのか、どうして使えるようになったのか。まるでわからない。



「まぁ今は気にしなくていいわよ。人里へ向かいましょう。一通り知ってから能力の訓練をすればいいでしょう。」






きっとこれからとんでもないことが起きる気がする。つい最近あったワクワクなんて何処に行ったのやら。




俺はひどく痛む頭を抱え、霊夢と紫の後に続いた。

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