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EMPTINESS  作者: 朱希
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敵襲撃!

アルダが歩きだした直後、 アルダは肩に違和感を感じた。

違和感の正体を知るため肩を見る。


「アルダ!」

スタウトとリスキーがアルダの方へ駆け寄る。

違和感の正体は肩に『刺さった』『無数の小さな棘』だった。

「くっ......いつの間に!!」

「棘のようだが......」

アルダの制服に血が広まっていく。


スタウトが棘を抜こうとした瞬間、 シェリーが叫び声と鞭が何かに触れて生じた音が聞こえ全員が振り向いた。


「あ、 あああんた達だ、だれよぉっ」

そこには悪魔と思われるモノが数人、 シェリーの周りに転がっていた。


「悪魔か!」

全員が各々の武器を構える。


「そうだよぉ!」

高い声だった。

数秒もたたないうちにスタウトとシェリーが殴り飛ばされた。

「てめぇ............っぅぅぅ!?」

リスキーが自身の腹に何者かの拳がめり込んでいることを認識したのはそう遅くなかった。


その反動で手からナイフが零れ落ちる。


「リスキー!!」

アルダが走り出そうとした時、 全身の力が抜けた。

そのまま地面に倒れそうになるのを誰かが腕を引っ張り起こした。


「僕が育てたデス•フラワーちゃんの毒、 どんな感じかにゃ?」


アルダが霞んだ視界で見えたのは全身蛍光ピンクの奇抜な格好をした細身の悪魔だった。


「人間の鈍感さには笑えるにゃ! 僕の手が触れたのも気づかないなんて! 」


リスキーはナイフを取ろうと腕を伸ばすが男はナイフを遠くへ蹴ったため不可能となった。


「残念だにゃー。 キミ達みたいな雑魚には僕の力を使うのはもったいない 」


「ア、ア、 ウァァァァァァァァ!!」

シェリーが鞭を持って乱舞する。

ピンクの悪魔はそれをかわし、 シェリーに接近しながら鞭を手で掴んで止めた。


「しつこいにゃあ。 そんなに痛ぶってほしい?」


ふわり。シェリーの身体が浮いた。

ピンクの悪魔が鞭を自身の後方へ向かって飛ばしたのだ。 当然、 シェリーは鞭の持ち手を掴んでいるので空中に飛んで行った。

シェリーは落下の衝撃を恐れて目をつぶった......がそれは誰かの腕によって遮られた。


目を開けると誰かの腕の中。

アルダと目が合ったが彼女の目が見開いたのを見てシェリーは顔を上げた。


紫色の髪の男。 それはあのS級の男であった。

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