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自治省の悪臣  作者: 雪 柳
17/52

第五章 自治省の殲滅部隊 その5 

まさかの牢屋暮らしをプチ体験するリアンでした。


意外に快適なのか…?


真面目に自治省のお仕事をしていたリアンはうっかり虎の尾を踏んで

しまったらしいです。調査していた以上にスケールのでかい事件に

ぶつかってしまいました。


キリルは全部分かって動いてますが、リアンはおそらく3割位しか

把握できていません。


内務省政務次官との実力差も見せつけられて、まだまだ力不足を

痛感するリアンでございました。

26年の人生の中でリアンは初めて留置所入りを経験した。

地方都市ルーマで下級役人をしていた頃、研修の一貫で州警の

留置所やら州軍の刑務所やらを見学したことはあった。


しかしながら、よもや自分が犯罪者として勾留されることに

なろうとは思わなかった。

それもファネ国で警察と諜報の中枢を担う、“泣く子も黙る”

というか、“どんな犯罪者でも泣いて嫌がる”という内務省に。


時計がないので正確な時刻は分からないが、夜明けまでは

まだしばらく間があるだろう。

もっとも、地下牢では日の光がどこまで届くか分からず

朝になっても気がつかないかもしれない。

鉄格子の向こうに狭い通路があり、そこには等間隔で

小さなランプが掛けられている。

淡い光が辛うじて独房まで届き、暗闇を薄闇に変えている。


立春祭を終え、季節は少しずつではあるが暖かいものへと

移りつつある。しかし、地下牢の中は依然冬だ。

凍死までしないだろうが、備え付けの薄っぺらい毛布だけでは

寒くて眠ることもできない。

リアンにとっては外套を持っていたことが救いとなった。


石を切り出しただけの細い寝台に上がり、壁に身を預け、

両膝を抱える。

さて、どうにかして一眠りするかと目を閉じかけた時、

足音が聞こえてきた。

ほとんど駆け足で近づいてきたその人はリアンの独房の前で

立ち止まると、驚きの声を挙げた。


「貴女を留置所送りにするとは、また長官も思いきったことを」


薄闇で相手の姿ははっきり見えないが、リアンには誰だか分かった。

内務省政務次官レムル。正直、あまり会いたくない人物だった。


しかし、彼は「女性が身体を冷やすのは良くないですね」と言って、

リアンに追加毛布2枚と湯タンポを差し入れてくれたのだった。


実は良い人かも?と思いかけたところに、格子の向こうから

にゅっと片手が差し出される。

…やはり差し入れは無料(ただ)ではないらしい。

「お出しなさい。貴女が“三匹の小羊亭”で入手した証拠2つを」

「…二人の保護は?」

「言われるまでもありません」


どのみち留置所の中で持っていても仕方ないものだ。

手柄を横取りされるようで悔しい気持もあるが、リアンは

“三匹の小羊亭”女主人からもらった「紙くず」とキアから

受け取った「布切れ」を大人しく内務省政務次官に渡した。


「…しばらく、そちらでお休みになっていてください。

 ファネ国で一番安全な場所ですから何の心配もいりませんよ」


レムルはやはり嫌味な男であった。

用は済んだとばかり立ち去りかけ、何か思い出したのか

リアンの方を振り返った。

「ああそうだ、湯たんぽの中身は飲用可能ですので、

 よろしければどうぞ」


残されたリアンはそろそろと湯たんぽに手を伸ばすと、

蓋を開けた。ちょうど喉が渇いて、唇も(かさ)ついていたのだ。


毒薬の危険性もちらりと頭をかすめるたが一蹴する。

ここで自治省政務次官を殺しても何ら得るところはないはず。


湯たんぽの中から漂ってくるのは林檎のような香り。

ぺろりと舐めてみると、正体はカモミール・ティーであった。


(さすが内務省政務次官…)

アメとムチの使い分けをよく心得ている。

リアンは湯タンポから香草(ハーブ)(ティ)を少々頂きながら、

自分とレムルの実力差を思い知った。


*** *** *** *** ***


「リアン、リアン」

差し入れの毛布と湯たんぽで独房をかなり快適なものに設えた

自治省次官はうとうと微睡(まどろ)んでいたのだろう

…自分の名を呼ぶ声で目を覚ました。


「クロン叔父?」

「…大丈夫か?具合悪いことないか?」

鉄格子に両手をかけて、クロンが心配そうに覗きこんでいた。

リアンが近づいたのを見て、差し入れ口から食事を手渡し

てくれる。


ブリキの器に紙の匙というのが、いかにも牢屋だが、

スープからは湯気が立っているし、パンは柔らかそうだ。

おまけに「おやつ用」なのかビスケットまで載せてある。

囚人にしては破格の待遇なのではないだろうか。


「叔父上…いつから内務省の密偵をやっているの?」

スープを口に運びながら、さりげなく尋ねる。

(ん?この味)


「入省したのはごく最近だ。密偵だから誰にも言ってなかったが」

わりと直ぐにばれたな、とクロンが苦笑した。


「王家なんてヤダヤダとか言ってませんでしたっけ?」

パンを手で千切ることをせず、そのまま齧じりつきながら、

更に追求する。

(ん?このパン…)


「内務省は別に王家のものじゃない。

シャイン子爵としていつまでも無職というわけにもいかないし

…言っておくが、私の上司は長官ではないからな、宰相殿だぞ」

「ふ〜ん、で、イェイルは何であそこに居たんですか?

 近衛騎士の仕事ではないでしょう」

「上官命令だそうだ」

「騎士団長の?」

「いや、もっと上の」

なるほど、と頷いて、リアンはパンの最後の欠片を飲みこむ。

(ちょっと量が足りない…だが、仕方ないか)


ワグナ殿下。またも彼が裏で動いていた。

「リアンの“命は”守る」という亡き母ミアンとの約束は

依然有効らしい。

感謝すべきなのかもしれないが、その度に巻き込まれる従弟(イェイル)

には申し訳が立たない。

しかし王弟殿下もリアン釈放のためには動いてくれないだろう。

安全(りゅう)地帯(ちじょ)にいれば彼の手間も省けるというものだ。


「目下、内務省を挙げて一斉検挙中だ。

 悪いがもうしばらくここに居てくれ」

クロンにはリアンを釈放する権限はないらしい。それは想定内だった。


「その殲滅部隊の中に自治省役人も数名混じっているわね」

リアンは空になった皿をお盆に乗せて外に返した。

ビスケットだけ手元に残しておく。

おやつが必要な位は…ここにいなければならないらしい。


「内務省はどの省庁にも“協力者”を送りこんでいる」

クロンは微妙な返答をした。

誰がとか、何処にとか、具体的な話はできない

…何より、クロン自身にも全体は把握できていないのだ。

「ここの看守には話を通してある。

 気分が悪くなるようなことがあったら外に向かって叫べ」

クロンがお盆を持って立ち上がった。面会が終わろうとしている。


「最後に一つ、叔父上」

「何だ?」

「スープとパン…」

「ああ…官員食堂の女将さんに分けてもらった。

 もちろん詳しい事情は話してない。ビスケットは女将からの差し入れだ」

「有り難く頂戴します」

クロンが出て行くと、リアンの周りは沈黙だけが支配するようになった。

朝食だか昼食だかを終えてしまうとやる事がない。

見上げれば、わずかに日の光が差し込んできていて、

天井と壁の境に2ヶ所、通気孔があるのが確認できた。


辛うじて本が読めるかどうかの明かり。

…もっとも活字の類いは一切なかったが。

こういう時こそ某殿下を見習って詩でも詠んでみようか、

人間逆境にいる時こそ美しい詩が生まれるものだ。


(逆境…?)

まだカモミール・ティーもたっぷり残っている。

おいしいビスケットもある。

毛布もレムルに続き、クロンが更に追加してくれたお陰で

計5枚もある。


こんな贅沢な囚人がいるものか。


リアンはクスクス笑いながら、もう一度朝寝だか、

昼寝だかに入ることにした。


*** *** *** *** *** 


内務省長官が自治省次官の勾留される独房に足を

運んだのは、収監から丸一日が経過した後であった。


その間、キリルは一睡もしていない。

今回の騒動に関わった者たち

…下っ端はもちろんのこと、上層で私腹を肥やしていた中央貴族を

一人も漏らさず摘発するために昼夜を分かつことなく奔走した。


更に、州政府幹部の関係者をも調べあげ、捕縛のために国軍を

派遣した。


キリルは物音一つ立てずに留置所に滑りこむと、独房の前に立った。

薄闇の向こうで丸くなった毛布の塊が見える。

既に深夜近くになっていて、勾留者が眠っていても不思議はない。


片手に明かりを持ち、鍵を開けて中に入る。

そっと毛布をめくり、

金茶の前髪を除けるとリアンの白い横顔が見えた。

瞼は柔らかく閉じられ、小さな寝息が聞こえてくる。

“どんな犯罪者も泣いて嫌がる”内務省留置所も何のその、

彼の大事なお姫様は、気持ちよく熟睡しているようであった。


(やいば)のように鋭くなっていた藍の瞳に優しい色が戻る。

額、頬、唇と触れるだけの口付(キス)けを落とし、しかし次の瞬間には

リアンの鼻を思い切り摘みあげた。


「ふごっ」

突然呼吸が苦しくなって、リアンは伯爵令嬢らしからぬ呻き声を

上げると、目を覚ました。きょときょとと周囲を見回す。


「終わったよ。迎えにきた」

「………」

眠り過ぎて頭がはっきりしない。

目の前に片膝ついているのが、自分の上官、いや、

憎っくき女の敵であることは分かる。


しかし、何が終わって、何で彼が迎えにきているかサッパリ

分からない。


いろいろ言いたいことは山ほどあるが、

「迎えにきた」と言うからには独房から出してもらえるのだろう。


リアンは無言のまま長官の目の前で毛布を(はた)くと石の寝台の上に

5枚きちんと畳んでのせた。

更にその上にすっかり冷たくなった湯たんぽを置く。


「待遇はそう悪くなかっただろう?」

キリルがボソリと呟いたので、冷たい一瞥を送りながら、

「ええ、お陰様で」と返答する。


外套を肩に羽織って留置所を出ると、そのまま内務省を抜けて、

渡り廊下に誘導された。夜も更けて辺りに人影はない。


「取り調べとかしなくていいんですか?」

無言で自治省まで戻るのが気まずくて、リアンの方から口を開いた。

「取り調べ?」

「私は銃器の不法所持で現行犯逮捕されたわけでしょう?」

「まぁ、表向きはそういう事にさせてもらったけど」

「…どういう事ですか?」

「君は放っておくと無茶をするから、一斉検挙が終わるまで、

 安全な場所に居てもらおうと思って」

静かでよく眠れただろ、などと公爵サマは恩きせがましく(のたま)う。

リアンは身体の芯から沸々と怒りが込み上げてくるのを感じた。


つまりは何か、利用した挙げ句…余計な嘴を突っ込まぬように、と

よりにもよって内務省留置所に監禁しておいたということか!


「私が調べていたのは自治省からの補助金を流用している

 役人たちでしたが…たかたがそれだけのために内務省が

 大掛かりな捕り物をするはずないですよね?」

秘密裡に調査する中でリアンは立春祭で捕えた、

「出張奉仕のお姐さん」と「金箔剥がしのお婆ちゃん」に

行き当たった。

国軍留置所での釈放の際、立ち会ったのだが、

どうも売春だの窃盗だのが本当の目的であった気がしない。


しばらく腹の探り合いが続いたが、二人とも身内が自治省の

悪徳役人に酷い目に遭わされていて情報集めをしていたことが

判明した。以後はリアンに協力を申し出てくれたのだ。


「リアンが手に入れてくれた証拠が役立った。

 黒幕の貴族を捕らえるのはなかなか難しくてね…」

「誰なんですか?何をした人です?」

「貴族左派の人物とだけ言っておこうか…自治省や他の省から

 流用した金を資金源に、目障りな平民出身官僚を

 “楽しみで”殺している」

いきなり尺度(スケール)のデカイ話になる。内務省が総出で動くはずだ。


「因みに君の前任次官も病死じゃない。暗殺だ」


貴族と平民の融和政策を採っている現国王ソランサのもと、

王都キサラは平和を享受していると思っていたが、違ったらしい。

「…それで明日には貴族だの役人だのがゾロゾロ逮捕されたと

 報道されるんですか?」

そうなれば王都に激震が走るだろう。

選民意識の強い一部貴族が公金を流用して平民出身官僚を殺して

いたなんて。陛下の融和政策も台無しだ。


「陛下の玉名に傷がつくことは一切起こらない」

キリルが不穏な事を言う。それはつまり………

「貴族出身大臣が一人病死、他に侯爵が一人不慮の事故にあって

 亡くなる。ほか諸々は以下同文」

つまり事を一切公(おおやけ)にせず、極秘裏に関係者を殲滅するということだ。


「自治省の役人は?」

「5名ほど依願退職させる」

「…“依願”退職?また随分と穏便な」

極刑にせよというつもりはないが、「病死」や「事故死」に比べると

軽すぎるのでは、とリアンは案ずる。

それに依願の場合は退職金も出るし、転職だって可能だ。


「彼らは実行犯ではないし…表向き罪に問われない以上、

 懲戒免職にはできない。

 もっとも退職後はしばらく砂漠の緑化事業、港湾整備、

 鉄道敷設などに従事してもらう」

つまりは強制労働が待っているということだ。

前言撤回。全然穏やかじゃなかった。やはり「内務省」長官だ。


「…念のため伺いますが、国民の“知る権利”とか“報道の自由”は?」

「どこの国の話だ?ここは隣国イサじゃない。専制君主国家だぞ」

(ですよね…そして貴方は王族出身の公爵サマ)


自治省まで戻ってきて、リアンはようやく自分の執務室で一息つく

ことができた。キリルが当然のように後から入ってくる。

「長官、お疲れと存じますので、上でお休みください」

「君はどうする?」

「私は寝過ぎで、これ以上は眠れそうにありません。

 ここで溜まった仕事を片付けます」

まる一日留守にしてしまったのだ。

ウァンサランが上手く誤魔化してくれているといいが、

机の上には未決裁書類が小山を作っていて憂鬱になる。


長官は扉のところまで後ずさったが、まだ何か言いたりないのか、

その場にぐずぐずと留まっていた。


次官はイラッとした。とっとと出ていってほしいものだ。


キリルが彼女に対して無神経なことを言ったり

(26の貴族女は()き遅れとか)、したり(一緒に寝ちゃったとか)の

過去は、この際もういい。どうせ自分とは「常識」の定義が違うのだ。


しかし、暴力を奮った(同意のないキスやお触りは暴力だ!)のは許せない。

それが例え違法物品押収のためだとしても、だ。


「明日で構いませんので、私の自動()小型()拳銃()を返してください」

「君の?」

「とぼけてもダメです。長官が紳士的でないやり方で私から奪った小銃です」

「あれは君が悪いんだ…約束を破るから!」


キリルが突然逆ギレした。毎度の事ながらリアンには意味不明だ。


「私は何も破っていませんが?」

「危ないことはしないって約束したのに、さっそく破ったじゃないか!」

「…何か危ない事しましたっけ?」

“三匹の小羊亭”での出来事をしばし反芻するも心当たりがない。


「3人組の男とやり合おうとしていただろ?1人は殺し屋だったぞ」

確かに。

しかし、リアンにはそれが「危ない事」だという認識はなかった。

あの程度の小競り合いは地方都市ルーマでも何度か経験している。

それにしても長官は外にいたはず。王族出身の公爵サマは千里眼か。


「横窓から侵入しようとしていた奴がいて、そいつを片付けて

 いたら目に入ったんだ!心臓が止まるかと思った。

 クロンやイェイルよりも先に動くなんて…

 どれだけ心配したと思うんだ!」

その剣幕にリアンは圧倒される。

心配かけてしまったんだ、悪かったな、などと流されそうになる。


「とにかく“カラス”携帯は絶対認めない。

 何回申請しようと“私が”却下する。

 君に人を殺す道具は持たせない。君は…私が守る」

熱くぶつけられる言葉の数々に翻弄される。

訳の分からない方向にどこまでも墜ちてゆきそうで、

リアンは必死で自分を繋ぎ止めた。


「長官と四六時中一緒に居るわけではありませんので。

 自分の身は自分で守ります。(クロス)の形見を返してください」

「四六時中一緒に居ればいい。何も問題ない」

そこで再接近を図ろうとしたので、リアンは慌てて机の後ろに逃れた。


「さっさと長官室でお休みになって、その壊れた頭を

 修復して下さい…でないと、私は文鎮を投げたくなります」

拳銃は没収されても、リアンの胸にはまだ小さな鈍器が残っていた。

「…ここで休む」

「…父上(クロス)直伝の必殺技も試したくなってきました」

「じゃあ、朝起こしに来てくれ。

 それで一緒に朝食をとると約束してくれたら、出て行く」


全くどこの駄々っ子だ。長官の世話をするのも次官の役目だが、

元王族の公爵サマは本当に面倒くさい。

リアンは兎も角もキリルを追い払うことにした。


「では明日8時にお伺いします。お休みなさいませ、長官」

「うん、お休み」

机の向こうから、キリルが身を乗り出し

…頬に優しい口付けが落ちてきた。


「だから、そういうことを気安くするなと!」


リアンは拳を繰り出したが、空振りに終わった。

キリルは身を翻すと、手を振りながら、次官室を出て行った。


眠気は一切なかったが、疲労感に(さいな)まれて、

リアンは机に突っ伏した。こんな調子では

朝までどれほど書類を片付けられるか覚束ない。


ふと、顔を横に向けると、茶色の紙袋が目に入った。

公爵サマが残して行ったものだろう。

開けみて思い出す。


猫目(キャッツ)(アイ)の腕輪。紅珊瑚の(かんざし)。小花のスカーフ。

モジャ髪・丸眼鏡の陽気な青年が買ってくれたものだ。


(あんな人なら良いのに…)

贈り物を人差し指でつつきながら、アギール伯令嬢は独り

深い、深いため息をついた。


ということで無事、自治省復帰のリアンでした。


お父様の形見である“カラス”は戻ってきませんでしたが。


この章ではキリルがいろいろな顔を見せて、

リアンは随分と振り回されました。


しかし、独りで夜の繁華街に行こうとしたり、銃を撃ったり、

文鎮飛ばしたりと、リアンの無茶な行動が本当は一番問題なのですが。


物語も折り返し地点となりました。


次回「第六章 自治省の救助部隊」をお送りします。

リアン、初めて政務次官として某州に派遣されます。

なぜか某長官も某殿下も時間差で現地入りすることに。


また物語でお会いしましょう。

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