表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョン配信に憑りつかれた男の娘~何万回死んでも潜り続ける、そこにダンジョンがあるから~  作者: プラン9


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

64/68

第64話:配信アーカイブ#483

:ついに14階層か……

:なんか着々と現状探索できる最深部に近付いて行ってるな

:順調すぎるんだよなちょっと

:まあいうて25階層までしか攻略できてないからなあ、現状そこまで攻略している分だけで十分利益得られてるからってのもあるけど

:天空城……毎回区切りは城なんだよな、このダンジョンって

:一番空の上っぽさが無いんだよなあ城って探索してる間は


「そういや、まだ攻略できてるの二十五階層までなの? あれから結構経つけど」

「新階層踏破したって話は聞かないわねー……出来たらニュースになりそうなものですもの」

「……もう少し危機感を持った方が良いと思うが」


:まあ言うて索敵魔法常に使用してるから雑談してても問題ないんよね

:やっぱ階層が深くなれば深くなるほど水と食料の枯渇問題が出てくるからなあ

:割と長い間食えない系統の魔物が出てくるから魔物食に抵抗無くても駄目なんだよな

:転移魔法実用化されてから探索再開する予定らしいぞ

:Aが急ピッチでテストしてくれたから近いうちに探索再開する目途が立ってるんだと


「うわーマジかー。やらなきゃよかったかも……追いつきたいし」

「最初の第一歩を歩むのは全冒険者の夢だものね。でもAもそれと似たような偉業達成してるじゃないの、転移魔法の第一成功者って」

「それとこれとは別だと思うよー……というかもう探索できるじゃん最前線の人達」


:無理

:まだ実用化できるって言うには課題が多すぎるんだよ!!

:一応Aのお陰である程度の安全性は確保できたから、後は大量の冒険者に最後の治験をしてもらわなきゃいけないってところまでは行けたが……

:いや未だにたまに手足が地面や木にめり込む現象が起こるからな!? 実用化にはまだまだ程遠いからな!?

:Aの時は問題なく作動したのに他の被験者にやらせたら……ってのが起こるようなったからな


「相性とかあるのかもねー」

「その相性問題が何なのかをクリアしなくちゃ、実用化は夢のまた夢ね……実用化されたらダンジョン探索において革命が起きるのだけれど」

「……Aの配信を見たからそういうイメージが植え付けられてしまった、とかじゃないのか?」


:あーそれはありそう

:確かに、あのAの失敗の様子はインパクト半端ないからな…

:そんなのどうしようもないじゃん!!

:どうにかするのが技術者の仕事だから…

:それを解決するために幾万の冒険者のメンタルが犠牲になるんですがそれは

:逆に何度もあんなの経験しといて普通に転移魔法使えるA何なんだよって話なんだが


「慣れだよー」

「慣れるものじゃないと思うわよ……A、敵が来てるわ」

「了解。ぱぱっと殺しちゃおっか」


:天空城の雑魚魔物って割と強かった記憶がある

:城にいる魔物は練度の差はあれどちゃんとした兵士ばかりだからな

:飛竜兵が二匹……!!

:冷静に考えたら小型とはいえワイバーンの兵士が二匹ってインフレしすぎだよなここ

:空中から攻められたらマジで厄介な相手ではあるんだが


「吹き荒れるは炎、燃え上がるは竜巻……トルネード・フレイム!!」


:あー

:空中を飛ぶ敵って気圧変化させられると弱いのよね

:思いっきり壁に打ち付けられたな飛竜兵

:鎧着てたとしても軽装だし、そもそも炎の熱と衝撃は鎧とか関係なく貫通するし

:で動けないところをAが殺すと

:掛け声すら上げずにすっと殺した…


「……っと、いるねぇ凄腕」

「えっ、私の探知にはなにも引っかからなかったけど……きゃっ! 何!?」


:なんか急降下してきた!?

:うわ天井が落ちてきた

:なんか……三角に斬られてない?

:土煙で何も見えないぞ!!


「……貴様、腐れ役人ではない……だがその臭い……なんだ!?」

「悪いけど、蜥蜴頭に知り合いはいない、よっ!!」


:煙からなんか出てきた!!

:青い鎧の飛竜兵士……?

:見たことないぞこの魔物!?

:ユニークモンスターって奴か、それとも迷い込んだイレギュラーか

:いやというか喋ってなかった!?


「……何故貴様からあの腐れ役人の臭いがする。答えろ!!」

「だーかーらー、人違いだって!! うわっ」


:動きはやっ!!

:目で追い切れないんだが!?

:Aも受け止めるので精いっぱいっぽいぞ!!

:何あの動き!?

:あの光……ミスル褐色石か?

:十三階層のボスが使ってたのは小粒のを鉄のメリケンサックにはめ込んだってだけの形だったのに、あれ山賊刀の形に加工されてる!?

:いやあれただのミスル褐色石じゃねえぞ!何混ぜ込まれてるかは知らんけど合金だ!!


「なるほど、腐れ役人の臭いがするだけはある……だが! その程度の武器では!!」

「うっ、動きが早く……!?」

「不味いわ! チチェロ!!」

「あの武器、四十五階層の……力を貸す」


:四十五階層の武器!?

:まだ前人未踏の階層じゃねえか!!

:そんなもんで打ち付けられて耐えられているBランクロングソードすげぇな!!

:そんだけ職人の腕が良いって事だろう。だが……

:そう耐えられるもんでもない


「吹き荒れるは炎、燃え上がるは竜巻……トルネード・フレイム!!」

「A、上手く合わせろ!!」


:チチェロちゃんの尻尾が炸裂するぅ!!

:ウルタールさんの炎の渦の中を関係なく突っ切るチチェロちゃんの尻尾やっぱ半端ねぇわ!!

:まあ、あの速度で動き回るの相手だと範囲攻撃しかないわな


「スラムの実験動物か……甘い!!」


:うっそぉ

:ウルタールさんの炎真正面から受け止めて……無傷?

:でもチチェロちゃんの尻尾は弾き飛ばしたっぽい……あれを避けられるの?

:というかスラムの実験動物って……


「嘘……」

「面では駄目、点で攻撃しないと」

「というか、そろそろ、刃がヤバいんだけど……!?」


:うわあ、あんなボロボロになるもんじゃねえよBランクの鉄って

:追い詰められてる……動きが早すぎるわこれ

:どうするんこれどう勝つんこれ


「あっ」


:壊れたー!!

:割れた!!

:あっでもこれ

:あたしがあげたロングソードおおおおおお!!!!

:でも蹴り飛ばした!!


「その程度、見え──」

「耐久は、変わらないみたいだねぇ……振りほどけない、ってことは!!」


:首にワイヤーが!!

:久々に見たなAのナイフ!!

:いつの間に出したんだあいつ!?

:このまま締め上げれば……!!


「ぎっ、貴様……舐めるなぁ!!」

「チチェロ!!」

「──くらえっ!!」


:突き降ろしは……避けるの無理か

:腕半分くらい斬られちゃった

:どうすんのまだボス戦あるのに!!

:チチェロの尻尾が謎の飛竜兵士の首飛ばしたぁ!!

:んでAが蹴り飛ばした!!

:うわ首飛ばした後も動くんかよこいつ

:何あの切れ味……まるでマーガリンみてぇに石畳斬りやがった

:倒れたー!!

:よっしゃあー!!!!

:新しい魔物げっとおおおおおおおお!!!!


「A、大丈夫……ではなさそうか」

「終わったみたいね……何だったのかしら、こいつ」

「さあねー……はあ、申し訳ないことしちゃったなー」


:あっ

:ロングソード君引退…

:流石にこれを修復するのはね…

:結構高い武器だったのに

:いやでもここまで活躍してくれたんだから十分じゃない?

:武器は消耗品だから気にしなくていいわよ

:ありがとう、ロングソード

:ありがとう、Aが助けた女性冒険者……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ