第30話:配信アーカイブ#447
:今回は次枠早かったな
:幽霊さん頑張ったのかしら
:貫いた!!
:おおー、綺麗……流れ星みてぇ
:あんな綺麗に刺さるもんなんだなスカイドラゴンに魔法が
:ぶっちゃけウルタールさんの魔力ありきだからなこれ!やれんからな普通の魔法使いは!!
:ありゃナイフ再利用不可だな
:さてダメージはどうだ!?
「まだ生きてるねやっ」
:ねやっ
:A吹っ飛ばされた!!
:そりゃ地に足着いた地上の方が降り落とす力出せるわな
:まだピンピンしておる
:Aがナイフを突き刺した箇所は心臓部ではなくお腹辺り、腸の部分ですね。致命傷ではありますが、即死ぬほどのダメージを与えることはできません
「A、大丈夫か?」
「いやー、どういう動きしてくるか全く読めないねーあっはははは!!」
「無事ならいいわ……残念ながら、あのドラゴンも無事っぽいけど」
:投げ出される瞬間自分から飛んでダメージを減らしたか
:油断してても即座に反応するから即死以外は致命傷にならねぇんだよなAは
:普通の人間なら骨が折れて動けなくなるだろうが、ダンジョンに潜って長いと肉体が色々強化されっからな
:どんだけ強化されても一層で死ぬのがダンジョンの怖いところよな
:あれもう時間置いてるだけで死ぬるぜ、大事な臓器やられてるらしいから
:腸とかぼろっと出てるからもう少しで死にそうだが
:死ぬと言っても、あの傷を負ったスカイドラゴンが死ぬまでには後30分くらいかかるかと
「人間が簡単に死に過ぎるってだけで、動物はそう簡単には死なないんだよねぇ」
「しかもあの状態……スイッチ押しちゃったかもしれないわね、A」
:すっごい目が血走ってるよぉ、怖いよぉ
:羽根はボロボロでもう飛べない。腹はぶち抜かれて腸がまろび出てる。A達に勝っても負けてもスカイドラゴンは死ぬ。さてどう動くでしょうか
:同族に被害が及ばないようにか、それともせめて道連れにしてやりたいのか……こうなったスカイドラゴンは中々に強いぞ
「窮鼠猫を噛む、というんだったか……あの鼠は強いぞ、A」
「その方が楽しいから大歓迎かな……来るね」
:動いた!!
:走った!!
:腸が地面引きずるのも関係なく走ってきやがる!!
:あれっなんの光?
:なんか羽根に反射して
:ツララの弾丸!!
「チチェロ、防御ならセーフ?」
「そのくらいなら」
:チチェロちゃんの尻尾が全部撃ち落とすんだよなあ
:Aには全弾躱されてしまってるし
:やたらめったらに撃っても当たりはしないが……
:なんか画面が見づらいな
「っとあぶなっ」
:えっなにあの横切ったでっかいの
:今のよく避けれたな
:なるほど。砕けた氷が霧のように舞うことで視界を塞ぎ、そこから横合い狙っての尻尾薙ぎ払いか……中々やるじゃないのスカイドラゴン
:こんな知能戦してくるなんて僕のデータに無いぞ!?
「うおおおっ!? なにあの、何!? ドラゴンに武器の概念あるの!?」
:何あれ!?
:スカイドラゴンちゃん名に振り回してんだあれ
:氷で出来た鉤爪か!?
:ウッソだろそんなことしてくるんかお前!?
:こんな行動知らない……知らない……!!
:不味いな擦り傷ばかりとはいえダメージが蓄積していってる
「うおっと……あっ」
:砕けたぁー!!
:弾き飛ばされた―!!
:れっ、霊王ーーーー!!!!
:骨砕けた…あれこれ攻撃与える手段無くしちゃってんじゃ」
「A!? ……いや、まずは視界確保が先ね。吹き荒れるは炎、燃え上がるは竜巻! トルネード・フレイム!!」
:流石ウルタールさんの炎の竜巻!氷全部溶かしやがったぜ!!
:この調子でスカイドラゴンが付けてる鉤爪も
:いや火力足りんよ。あれスカイドラゴンと直接つながってるやつだから
:ドラゴンの魔力で装備系の魔法でございましょう?いくら風で強化したって、んなもん溶かせる奴いたら人間じゃねえよ
「っと、魔法には魔法で行こうかな!! 腕に宿るは、騎士の魂! 我が振るうは、 騎士の誇り!! 純魔の大剣!!」
:魔法武器には魔法武器をぶつけんだよ!!
:いやでもあれじゃ相殺は流石に
:氷の鍵爪にぶつけたらAの魔力が持ってかれるぞ、浸透圧みてぇに
「えっそうなの!? 気を付けなきゃだねえそれは」
:あっぶな!!
:知らなかったんかい
:まあ、普通……魔力が数段上の相手に魔法武器ぶつけ合うなんてせんもんな
:それで即座に手止めて切り替えるの流石
:ぶつけずに露出している箇所を斬りつけてるの流石
:でもダメージは……あれっ?
:なんかダメージかなり入ってない?
:普通状態だとあかぎれ程度にしか切れない筈なんだが、もうすんごいすぱっと切れてる……?
「なんかダメージ入ってるねぇ」
「えっなんで!? 魔法防御高い筈なのに!?」
「多量の出血で魔力抵抗値が下がったんだと思う」
:そんなんで下がるの!?
:確かに人間も出血凄い時って抗体力とか下がって病気になりやすかったりするが
:魔法防御ってそんなもので上下するんだ……
:なるほど。スカイドラゴンみたいな魔法防御高い敵相手には血を流させまくれと
:うおおおすんごいダメージ入っていってる!!!!
:大量に出血させられるんなら魔法使わずともそれで殺せるんだよなあ
:まあ少数パーティーでないとやる意味無い攻略法だよね
「要するに今なら魔法が通じるってことね? 燃え上がるは炎! 流れる葉の穴を縫え!! フレイム!!」
:圧縮した炎をぶち込むんか!?
:炎の光がそのまま空中に線を引いてるみたいで綺麗…
:でもあれにぶち当たったら…過剰火力では?
:まあ魔法防御低下してるとはいえ普通のが通じるかっていうと
:ただ圧縮魔法って魔力消費激しいし暴発の危険性あるから神経尖らせるしで大変なんだよな
:ボスでしか使えないよね実質
「A!!」
「わかってるって」
:Aの背中かすめ
:いや爆発してないってことはギリギリ当たってない!!
:そのままスカイドラゴンの……腹に!!
:むき出しで腸がまろび出てる腹に吸い込まれてったぁ!!
:いくら防御が高いとはいえそれは表向きの話……内部から爆発させれば!!
:だが最後にかみ殺そうと
:蹴った!!
:空中で身体一回転させてスカイドラゴンの鼻を蹴った!!
:Aって相手の体蹴って距離取るの好きよね
「……決まったな」
「ウルタールの魔法だもんねー」
:いやまだ走ってくるぞスカイドラゴン
:なんか体膨れ
:うおあおっ!?
:急に胴体からはじけ飛んだ!?
:恐らく内部にため込んでいた水素ガスに引火したんでしょう。スカイドラゴンは体内の水素を調節して飛行のサポートにしていますから
:いや待てこれ危なくない?
「あっ」
「トルネード!!」
:スカイドラゴンの丈夫な鱗や骨や散らばる訳だから
:内部で爆発させて硬い物をばら撒くものといえば手榴弾よね
:あっそっかああれと同じ原理で
:なんとかトルネードで軌道逸らしは出来たが
「……及第点」
:チチェロちゃん!?
:二人捕まえて何するのチチェロちゃん!?
:尻尾でぐるぐる巻きに!?
:野営するときにやってるやつだ!!
:ウルタールさんと密着ってあれエロいよな
:というかチチェロちゃんの尻尾、スカイドラゴンの鱗も骨も弾き飛ばしてる…
:何の素材で出来てんだあの尻尾
「あ、ありがとう……助かったよーチチェロー」
「A……その、あんまり動かないで……ひゃんっ」
:うおっエッ
:ウルタールさんのパイオツに顔埋めるとか前世で何したらできんだこれ
:今世で人を救いまくってるからなれる幸運
:デカパイ感謝
:横になるわ…
:ちょっと寝込む




