第25話:配信アーカイブ#366
:おっ移動した移動した
:自動で次枠生成されるの便利よね
:元々ダンジョン配信用の配信サイトじゃないのになここ
:付物霊を調教して配信用にする変態技術者集団の結果がここだからなあ…
:ただまあ多少タイムラグはあるので…
「あはっ、あははっ!! 激しさ増してきてるねぇ!!」
「あーもう! 相殺するのキツい!! A、撃ち漏らしちゃったらごめん!!」
「慣れてるからいいよぉ!!」
:……凄い魔法撃たれてるね
:こんな魔法の流星群みたいなことしてくる奴だっけ?
:本来の攻略法は複数の前衛でヘイト管理させて魔法の攻撃幕を分散させてーだから…
:こんなふわふわ魔法の隙間を縫うように抜ける攻略法は想定されてないんだよなあ、心なしか先生焦ってるように見えるし
:チチェロちゃんも心なしか忙しそう
「腕にっ、宿るは……騎士のっ、たまっ、しい! 我が振るっ、うは騎士のっ、誇り!!」
:うっそでしょ攻撃避けながら詠唱してる
:集中するの二つしか持たないって話だったじゃないですかAさん!?
:だからコメント読んでないだろ
:回避に専念しながらコメント読んでる時は反撃してないからな
:だからといってやれるのおかしいんだが!?
:うわあ…あっという間に先生の前まで来やがったよ
:心なしか先生も若干ビビッておられる
「純魔の大剣」
:うおおおおAの初魔法だ!なんだかんだ活動して長いのに!!
:そういやこれが初になるのか…魔法も近距離攻撃のものなのね
:魔法の基礎の基礎、なんだけど近距離でしか効果発揮しないから魔法使いからあんま人気無いんだよな純魔の大剣
:魔力で作った光の大剣だから重さ無いってのがメリットでもありデメリットでもあるんだよなこれ…しかしやはり美しいな青白い魔力のみの大剣ってのは
:先生咄嗟に後方へ下がったけど腕一本持ってかれたな
「我が振るうは騎士の誇り──」
「ちょっ、A!? まだ簡易詠唱は早──」
:待て待て待て
:さらに踏み込んで追撃するは良し、だが簡易詠唱はちょっと待てお前!!
:えっなんか不味いの?
:型を一度やっただけでアレンジするみたいなもん、事故率バカ高い
:つうか先生も剣振り上げて……あっ流石に対処間に合ってない
「純魔の──」
:腕斬り落とされた!!
:この場合どうなるんだっけ魔法の発動
:暴発するっすね
:指向性を持たせるための指が無い⇒リスク高簡易詠唱⇒リスク高い覚えたての魔法⇒リスク高い
:ちょっとなんでさらに踏み込んでるのよこいつ!?
:痛い痛い痛い
:斬られた断面を先生に張っ付けた!?
「──大剣!!」
:あれこれ成功
:いや暴発した!!
:暴発するのは失敗パターンの基本ではあるが
:純魔の大剣って失敗したらこうなるんだ
:大剣が砕けて手榴弾みたいに破片が飛び散るんだな…始めて見た
:Aも吹っ飛んだ!!
:うわあ、腕の断面……うわあ……
:現代の医療技術だったら簡単に治せるとはいえこれは……
:腕がトマト缶のトマトみたいになってる・・・
:先生って確か魔法防御結構高かったよな…?何あのダメ―ジ
:ショベルカーで抉られたみたいになってる。。。
「本当、無茶やるわねぇ。痛くないの?」
「あっははっ! 死にたいくらい痛いよ!! でもそれ以上に楽しい!!」
「流石A、イカれてる」
:痛覚アリでこれなのなんなの
:痛覚無い冒険者ならわかるんだよ、わかるんだけど…
:先生かなりダメージ入ってるっぽくて立ち上がることできてないな
:あれ死んだ?
:いや微妙にピグピグしてるからまだ生きてる
「……あれ殺して今回は撤退するか?」
「まさか。折角楽しくなってきたのに」
「仕方ないわね……いいわよ、死んでも付き合ってあげるわ」
:普通に起き上がったとはいえやっぱふらふらしてるなA
:先生も起き上がったぞ! ダメージかなり大きそう
:やっぱ3人だと決め手に欠けるよな
:この状態で楽しくなってきたって笑えるのがダンジョン探索者の素質なんだろうな
:あたしあれと一緒にされたくない
:結構足にきてそうだな先生・・・フラフラしてる
:おっ本捨てて純魔の大剣展開した
:四刀流か。こんな攻撃パターンもあるんや
「んじゃいくよ!!」
:おおっ先生と同時に
:武器持ち替えてるな…霊王の大腿骨に
:霊王もまさか自分の大腿骨がここまで活用されるとは思わなかったろうな
:魔法使いの方はダメージ気にしなくていいと判断しての近距離戦、さてどう出るか
:とりあえず納品アイテムである魔術書が無傷で手に入るのが確定したのは大きい
:おおっ避け
:いや腹に掠った!結構深めに!!
:結構血が出てるな
「あはっ」
:だが突きが顎に入ったぞ!!
:先生よろけた!!
:でも流石に脳震盪は難しいぞ
:そもそも先生の脳みそってここか?
:上!上!!大剣!!
:いや腕が拘束された!?
:急に風が吹いたが
「この私がAを刺させるとでも?」
「あはっ、ウルタールナイス」
:ヒュー!ウルタールの姉御ぉ!!
:Aのワイヤー付きナイフをカウボーイのロープみてぇに風魔法で飛ばしたのか
:どっちかつうと寸動じゃない?
:そこ重要じゃねえよ
「腕に宿るは騎士の魂、我が振るうは騎士の誇り」
:この詠唱は
:覚えたての純魔の大剣の完全詠唱!!
:でも掲げてるの切られた腕の方なのなんで
「純魔の、大剣!!」
:先生の身体貫いた!?
:そのまま一刀両断しやがった!?
:確かにこの距離ならダメージを与える事はできるだろうが、先生って魔法耐性高いから純魔の大剣で両断は無理な筈では!?
:魔力の伝達は近距離魔法なら心臓から離れる程威力が低くなる傾向にある…から、腕の断面から魔法放てば威力かなり上がる、のか?
:どうなんだろ
:流石に気軽に検証できないわ
「っはあー……終わったぁ……」
「お疲れ様ー……傷大丈夫?」
「ちょっと頭くらくらするかなー……あー……落ち着いたら納品の為に拾い集めないと」
「もう終えた」
「おおー、ありがとうチチェロー」
:ああーAにわしゃわしゃもにもにされてるチチェロちゃん可愛い
:倒したあと速攻で尻尾で素材拾い集めてたもんね、いっぱい褒められな
:基本的に戦闘には参加しないってのに引っ掛かってたけどこんな素早く納品やってくれるんなら全然アリだわ
:尻尾ぶんぶん振ってるの可愛い
「……ところで、いつの間に呼び捨てしてくれるようになったのよ」
「……ああー、そういえば。嫌だった?」
「まさか。……まあ、今はこれだけで満足しておくわ」
:なんか甘酸っぱい雰囲気を感じる
:ん、横になる…
:ちょっと横になるわ…
:ちょっと寝るわ…
:体調不良者が続々出てる…
「……さて、それじゃあ次行こっか」
「……まっ、ちゃんと休むわけないわよね」
「だからAは好き」
:もう動くのか
:あんな小休憩で出血しまくって落ちた体力回復できんだろ
:Aだし下見だけでもしておきたいんじゃない?
:次の階層ってどんなんだっけ
:凄いうっきうきで階段降りてる、、、こいつ本当に怪我人か?
:普通怪我人は次の階層へ行こうとしないわよ
:まあ長い間六層で縛り付け状態だったわけだからな…そりゃウッキウキワックワクなるわな
「次の階層はー……と、ここ……かあ……」
「露骨にテンション落ちたわね」
「気持ちはわかる」
:戦火で燃える街…
:さっきのところじゃん!すぐ上の街じゃん!マップ使いまわしとは手抜きかぁ?
:七層目はスラムで八層目は戦火に燃える街、うぅん…
:なんというか、新しい景色見たかったよね




