貧民不幸
『家ならセーフ』
『天ぷらの死』
『壊れた幸せ』
『天ぷら……』
『夕暮れの災難』
『天ぷらさがった』
『他に何も無い』
『天ぷらサラバ』
作品タイトル無数に生まれました
私、つい先ほど十分くらい前、悲しい出来事がありました。
読んで下さいますか?
「読みたあい!」
「読ませてえ!」
定期的に買い物に行かせていただいているスーパーマーケットで会計を済ませて、商品を袋に詰めている最中、お総菜が入っている天ぷらのパックが突然開いてしまい、中身の天ぷらが床に落ちてしまったんです。
「カワイソウ~!」
「えええ?」
「がんばってえええ!」
天ぷらは揚げ物の中でかなり好きな物ですし、只今貧民中の私にすれば、本当に悲しい瞬間です。
外のコロモを剥がして食べようか考えましたが、恐らく汚れが浸透していますから袋に入れて棄てる予定です。
(108円……節約しながら、好きな物を食べたいのに……)
貧民族にとって百円とは、一般人の皆さまからすれば百万円と同じくらいの価値があるわけです。
今日無駄にした百円を取り戻すべく、夢を実らせて小説で成功させ藻屑と化した分の金額を手に入れて見せます!
ふざけているような文面ですが、悔しくて堪りません‼
百万円を無駄にしました