【プロットタイプ】幸せな事だけ考えて
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
不幸なものを見なければ、ずっと幸せで居られるって。
でも難しいよねって思ってます。
純文学というのは、どうしたって人間を書かなくてはならない。人をよく見て、良さや悪さと向い合わなくてはならない。別に純文学作家だけが精神に異常を来す、なんて言いはしないけれど、ぶっちゃけ精神は乱れ易いと思う。
――幸せなところを見ていれば、不幸に目を向けなければ、絶対に幸せになれるんだよ。
そりゃそうだ。でもどうしたって、不幸に目を向け易い環境にある。不幸になり易い環境にある。
私の前に座っている瑠衣が、じっと顔を見詰めて来る。指が私の前髪に触れて、さらり、さらりと掻き乱す。どうやら長さを気にしている様だった。
声に出して話す事はないけれど、髪フェチだと思っている。其れも触り心地の良い、切り揃った髪が。だから気にしているのだろう。髪の伸びる速度を。
「瑠衣たん。そんなに切羽詰まらなくても、ちゃんと伸びてるよ」
ついこの間、ざんばらにされた髪。気にかけたのは瑠衣の方だった。けれども時間と気温が合わさって、段々と元に戻りつつあった。
わざわざ触れなくても。わざわざ事実を突きつけ無くても。わざわざ不幸になりにいかなくても。そんな事を考える。けれども気になって仕方がないのだろう。
可愛い人だ。気にしてない風を装いながら、さり気なく気にしている。
「瑠衣たん。人間、不幸になろうとしなければ、不幸にならないんだって」
目の前にある顔が歪んだ。眉が、瞳が、怪訝さを表に出ている。基本的には無表情であるが、たまにこうして分かりやすく出る。
「……幸せな事だけ見て、考えていれば、不幸にならないんだって。そうだよね。でも……」
出来ないよなぁ。余りにも不幸が目に入りやすい世界だから。SNSしかり、テレビしかり、自分より上の人が居て、自分より下の人がいる。否が応でも目に入り、どうしても不幸になってしまう。
今の瑠衣を見ている様だった。そんなにすぐに望む結果は得られないのに、つい期待を込めて、確認してしまう。人としての性なのかも知れない。
「そんなもんだろ」
話を切り上げる様に、その先は全て知っているという様に、そう言い放った。
「髪、伸びて来たな」
また触れて来る。今度は後ろ髪。毛先でも確かめる様に、優しく触れて来る。
「それで良い」
「へっへっへっ。そうだね。ちゃんと目を開く事にするよ」
不幸な事に目を向けなければ、ずっと幸せで居られる。
皆、進んで不幸になっている。
大丈夫。最期はハッピーエンドだから。
あ、これ、とある有名人の名言です。
やっぱり頭の良い方です。
で、そうだよなぁって。
でも意識的しかり、無意識的しかり、SNS見ちゃうし、それでメンタルすり減らしている。
自分から不幸になりに行ってるんですよ。
※馬鹿だねぇ!! アンタは!!
(是非、〇〇貴族の〇先生のボイスでお願いします)
あのね、人間って凄く不思議な生き物で、途中に別れ道が沢山あるのに、ゴールばかりに走ってしまう。
まずは有給消化して、悠々自適に過ごす。
うつ病の人が、その選択を全て無視して、死を選んでしまうのと似てるんです。
一番最悪の選択肢しか入ってない。
それに対してまっすぐ走ってしまう。
これが幸せな事だったら良いけれど、何故か悪いものに向かいやすいんですよ。
人間、不幸になりに行く生き物なのかも知れない。
傷の舐め合いとかして欲しくないよ。
だってずっと苦しいだけなんだもん。
同じような境遇の人が集まって、『私も不幸だった』『私の方が不幸だった』って言ってるだけなんだもん。
あれして、幸せになれんのかな。
ずっと苦しいだけだと思うんだよ。
もうちょっとだけ視野が広くなればなぁ。
過去のしがらみから放たれてくれたら、そんな事を思うことはないけど。
私もそうだけど。人の事言えないけど。
気の利いた事言えないので、そう言うのはYouTuber、VTuberにお任せしてます。
『この方の物言い、本当に優しいな。
コメ欄も優しい言葉がずっと並んでる。
この調子でリスナーばんばん救って欲しいな。
貴方が教祖だ!!』
とは思ってます。
明日も頑張ろ( '-' )