助けと出会い
「ハアハア」
「……ここまでか」
とある森大型の熊の魔物に襲われ絶対絶命かのように思われたが奇跡は起きるものであった
「ザンッ」
剣が振られる音がした、
「君大丈夫?」
そう声がして顔を上げた
そこには赤色の髪の美しい女性がいた腰には剣
背中には弓をしょっている後ろには黒髪の女性もいた
「この辺の魔物を倒したのは君?」
「これだけの魔物何人かいても厳しいけど」
「君一人?」
「いや」
「……」
「こいつは俺の妹だ」
「へえ何でお面被ってるの?」
「こいつは人の前でお面を外さないんだ
俺の前でもほとんど外さない」
「恥ずかしがりや」
黒色髪の女性がそう小さく言った
「でもこれだけの魔物を二人で君達強いんだね
あっ!そうだ」
何か閃いた様子だ
「君たち私達のパーティーに入らない?」
「はぁ」
唐突な提案に思わず言葉がもれた
「その、パーティーって普通4人なんだけど
私達のパーティー二人しかいないの」
「だから君たち強いし入ってほしいってことでいしょ」
「そう言うことあっ!あれだったらご飯とか
奢るよ」
「いやそんなに腹減ってないし」
「ぐぅううううう」
後ろからお腹の鳴る音がした、振り向いても
ただフードを深くかぶり背中で小さく
なっている妹しかいなかった
「……ご飯食べに行こっか」
「ああ頼む」
そして4人は町に向かった
「はー美味しかった」
「オユ食べ過ぎ」
「オユ?」
「あっ!名前言ってなかったね私の名前は
オユカリス」
「私はネコロ」
「ああ、俺の名前はラプダス、ラプダス・リーディアス」
「そして妹はユヴァン・リーディアス」
「へえ、あっ!そう言えば君たち何段?」
「段?」
「「え!」」
驚いた様子の二人
「段をしらないとは」
「というか段持って無いのにあんなに強いの
凄いね」
ラプダスやユヴァンからすれば何の話しか全く分からない。
それもそのはず、二人は幼い頃から村から
出たことが無いため町や都市のこと知らない
のだ。