暗い所から、暗い詩を。
負け犬の詩
弱虫の泣き言
逃げ出した意気地なしの逆恨み
暗い所から
暗い言葉を並べてる
誰かの足を引っ張る気も
誰かを引きずり込む気も
これっぽっちもなくて
ただ押し上げられたらいいなって
ここで苦しむ人たちを
それだけのつもりなんだけど
後ろしか向けなくて
顔もなかなか上げられない
誰かに向けて
その前に
人の顔 真っすぐ見るのが苦手で
どうしても俯いてしまう癖が抜けない
明るい言葉並べでも
なんか嘘っぽくて
自分自身が胡散臭くなった気になって
自分が並べてみた
前向きな言葉さえ 信じられない
もしくはその眩しさに耐えられない
こんな詩しか綴れない
同じような
似たような
言葉と主義主張を繰り返す
下手な鉄砲も数撃てば
誰かの心に引っかかってくれるかも
なんて考えて
今日も暗い所から
暗い詩を書き続けている
誰か押し上げられたなら
言葉とは裏腹な思いを
これでも抱え続けながら