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作者: まぎすけ

明かりのついた部屋

逃げ出した午後8時


近所の公園で

降り出した秋の雨


誰かが忘れた缶コーヒー

蹴り上げて


ありふれた話し

長い言い訳の途中


近所の公園で

降り出しに戻って


誰かが忘れた愛してる

飲み込んだ


もう遅いよ

もう終わるよ


言葉を選んで伝えても

どうもしっくりこないな

きっと全部嘘だから


聞き慣れたアナウンス

映り込むひどい顔


近所の公園で

ぬくもりを探して


誰かが忘れた白い息

すぐに消えて


もう遅いの

もう終わるの


未来を選んで進んでも

どうもしっくりこないや

きっと全部嘘だから


見ないで 聞かないで 言わないで


言葉を選んで伝えても

どうもしっくりこないな

きっともう遅いよ


未来を選んで進んでも

どうもしっくりこないや

きっともう終わるよ

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