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勇者だけど大魔王城で執事やってます。え、チートってもらえるものなの?  作者: 黒丸オコジョ
第二章:古代なロボと勇者な執事。ロマンだっ!
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3話:忍術使うニンジャってどう考えても忍んで無いよね?

 ウィーン……ガコン。ウィーン、ガッシャン!

 うほほほほ!合体したよ!ねぇサクラちゃん、トラクターの俺らの乗ってた荷台部分がジャッキアップして列車がその部分を受け取って合体したよ!うぃぃんってまだ言ってる!接続完了した!すごいよすっごいよ!ひゃあああほおおおおい!


「子供だな」

「子供よね……」

「んふ……かわいい」


 今日二回目のくっころ三人勇者のなんだか生暖かい目だけど気にしない!ああでも、先頭車両の形とか見れないんだけどどうにかならないかな!


「でしたらここにイメージ写真が」

「これはまさに装甲新幹線……!」


 それは装甲を施しながらも流線形のフォルムを保ち、機械的ながらも躍動を感じるデザインだった。そう、まさに……変形しそうだよ!今にも立ち上がりそうじゃないかな?かな!!さっきのトレーラーとも合体しますよね!どうなんですかグルンガストさん!


「ふふ、どうでしょう?」


 サテラさんがまた意味深な言葉を言ってるよ!見たい、見たいな人型変形!ああでもこう後ろの客室が変形して武装になるのも素敵だよね!爆弾とか投げだすんだよ!龍型に変形してビーム吐くのも格好いいかなって!


「なんというか時間を飛び越えていきそうな電車ですね」

「映画では合体してロボにもなるんだよ、サクラちゃん!予想を超えていくよねーあのライナーさん!」


『呼んだか、真人?』

「ライガーじゃなくてライナーなんだよ?というかちゃんと姫騎士さんたちと乗り込んだかな?ハーレム乙?」

『それはそっちがだろ!まったく、ボクをなんだと……』


 なんだかライガーがぶつぶつ言ってる。なんだと言われたら仲のいい友達?向こうの世界にもいないことも無かったけど、あんまり仲良くなりすぎると危ないからね?主に友達になった奴が?まぁ、ライガーなら大丈夫かなって!頑丈だし!頑丈だし?




 列車旅のは風情があっていいモノなんだけど、移り変わる景色の中に何というか微妙に赤いものが混じってる気がする。というか血だよね!血が飛び交ってませんかね!?窓に赤い液体が飛び散ってるよ!?


「ああ、勇者の血肉(いつものこと)なので気にしないでください」

「気にするよ!?どう考えても気にするよ!!というかなんで勇者の血肉が飛び交ってるの!謝肉祭とか言っても笑えないかなって!エロじゃないR-18さんついちゃうよ!?」


 あ、又赤いのが流れてったよ!暴走特急さんなのかな!ムテキの料理人さんとか乗ってそうだよ!


「それは私たちとしても不本意なのですが、向こうが線路の上を歩いていたり、線路を爆破したり、線路を盗もうとしている勇者もいるものでして……」

「うん、列車って輸送の要だからね!敵をつぶすために爆破は仕方ないとして盗むって……」

「線路は素材としてお金になるからね。向こうの国でクエストとしてよく出てたよ?」

「国ぐるみ!?」


 クエストなのかー。だからあんなに飛ばされてるのね。死んだら設定した場所に戻れるし、回収するだけして自分から死ぬわけだ。迷惑過ぎるよ!?


「なので最近は土台部分をゴーレムにして護衛にしています。盗もうとすればゴーレムになって襲い掛かる仕組みなんですよ」

「ゴーレムの上を走ってるのか―。でも線路を盗まれてるんなら脱線しないの?」

「それも問題ありません。緊急で足りない部分は魔力形成しますし、通常時であれば先ほどのゴーレムが線路を生やしますから」

「生えてくるんだ!線路って生えてくるんだ!」


 流石異世界ファンタジー!常識が通じないよ!というか整備士さんいらずですごくない?すごいよ!コストも割安じゃないかな!


「最近はゴーレムも狩られるようになって来てますのでなんとも……」


 整備士さんも勇者にとってはご飯の種だった!頑張れゴーレムさん!勇者に負けるな!俺も勇者だけど?というか応援する方間違ってる気がするけど間違ってないのがなんとも言えないんだけどどう思う?


「まぁ、割のいいクエストだけど死に戻り推奨って時点で微妙だったな。というか一度やったら二度目はほとんど行かねーって話だぞ?ここまでくる時点でかなりのレベルがいるしな」

「だから私たち二人はクエストに参加したことはないんだけどね」


 とは言いつつ林檎ちゃんも夏凛ちゃんも強さでいえばかなりのもの。異世界転生の特典のおかげかって聞いてみるとそうじゃないらしい。


「魔石が体の中にある魔物を狩ってると体の中に魔力をためる臓器が体に出来て来るんだよ。それが育ってくると魔法が使えるようになったり、体が丈夫になったりするんだな」

「私は……もとからあった……から、最初……から、使えた……」


 なるほどねー。流石、苺ちゃんだ!という事は俺にも最初からあるのかな?魔力的なの使えたし?まぁ向こうにいたころから魔術的な事もやってたしあったのかもね!


「本当に何者なんだよ、お前……」

「ニンジャだって、ニンジャだよね?」

「ニンニンさんなんです?オトモとか召喚するんですか!もしくはお城をロボに……!」


 ニンニンさんじゃないよサクラちゃん?俺ってば普通の男子高校生だからね?確かに武術とか巫術とか忍術とかサバイバル術とか鍛えてるけど、普通の男子高校生さんだから!だからロボは召喚したいけどできないんだよ……。ほら、普通の男子高校生さんだ!そう言ったらみんながジトだった。おかしいな!


少々遅れました

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