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勇者だけど大魔王城で執事やってます。え、チートってもらえるものなの?  作者: 黒丸オコジョ
第一章:大魔王の姫と勇者な執事?みたいな?
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12話:全身タイツってなんだか蒸れそうな気がするよね?

 訓練かと思ったら集団戦だった?十対一とかひどいよ!ボコだよ?ボコボコだよ?獣人さん達のパワーは普通の人間じゃ比にならないからね!勝てないよ!


「く、この!なんで捕まらないんだ!」

「あ、そっちに行ったぞ!この!トンファーキック!!」

「ふぐぉ!?ま、まてそれただの蹴りってか俺を蹴るな!」

「そぉい!そぉい!そそそぉい!」

「だれだ水魔法ぶっぱしてるのぶふぉあ!」

「ど、どこだ!いた!こなろ!ぶ、分身!?」


「おいおい何やってる!相手は一人だぞー!ん、この握り飯は中々に美味いな!」

「昨日のうちに作っておいた昆布らしきものを佃煮にしておいたからねー。うん、いい塩気だ!」

「「「まって!なんで俺たちの戦ってる相手(訓練相手)とお握り食べてるの!?というかいつの間に!?」」」


 割と最初から?まともにやったら絶対勝てる気がしないからね?逃げたよ?土煙とか集団心理とかミスディレクション的な何かをやって?あれだよ、マジックだよ?魔法じゃないよ?木札を使って?匂いをごまかすのは大変だったな!あれ?呪術は魔法かな?マジか!


「まったく情けないないぞお前ら。昨日俺が戦っているところを見ていなかったのか?こいつは見た目はこんなんだが強いぞ?仮面なんてつけてふざけてるように見えるが強いからな?当てれば勝てるだろうが当たらないぞ?うーん、周囲一帯を一気に押しつぶせば……?」

「それ集団戦じゃ味方巻き込まないかな?一対一ならボコだけど!」

「お、それじゃ今からやるか!」


 今日はやらないよ!?というか昨日ボロボロだった訓練場とかお城の壁とか直ってたよ?魔法かな?


「魔法だぞ?」


 魔法だった!!便利だなー。


「それでライおっさん。訓練に参加したらいいこと教えるって言ってたけど何の話なのかなって?」

「ん?ああその話か。アレだ、お前さん訓練の後水タオルでちと汗を拭いてただろ?それじゃああんまりだからな。ここの裏手の方にある温泉を教えてやろうと思ったんだよ。ほれ、あちら(異世界)から人間ってのは風呂が好きなのだろう?」

「うん、好きだよ?それで、泉質は?効能は?温度はどれくらいかな?やっぱり露天?それとも室内かな?浴槽は何かな?ううん、岩でもいいけど、木製だったら最高かなって!」

「はは、思った以上に喰いついたな!」


 だって温泉だよ?日の本に生まれた男子なら誰だって温泉に入るものだよ?富士をバックに背を流して、サウナにも入って水風呂で汗を流すんだよ!その後コーヒー牛乳を一気に……あれ?これは銭湯だ!ケロリン?


「それならこの後ボクが温泉まで案内しよう。っと、名前は憶えてるかな?」

「えっと……そう!ライガーさんだね!あれ?覆面はいいのかな?プロレス選手だよね?」

「プロレスってなんだよ!ボクは君のように顔は隠さないぞ!?あと名前は伸ばさないでくれ!うぅ、なんか一気に疲れるな……」

「訓練の後だから仕方ないね?でもこの後はちょっと用事があるんだよね。うん、みんなのペコペコお腹を満たしにいかないとだから無理………………。うん、夕方はいいかなライライさん?」

「はぁ、まったく。いいよライライで。ええと、仮面の……」

「あ、それならピーターでいいよ。でも手から蜘蛛の糸も出せないし、地獄からの使者でもないんだよ?」


 垂直壁登りはできるけどね!あ、でも巨大ロボは魅力的だな……。剣を投げて一撃必殺だよ!


「な、何の話かは分からないけど、うん、ピーターだな。で、だ。夕方にボクが君を温泉まで案内しよう。それでいいですよね、ライオネル様?」

「ああ構わんよ。あそこは夜でも魔力灯があるから遅くても入れるしの」


 え、夜でも明るいの?まじで?俺の部屋光らないよ?月明かりだけが頼りだよ?詩人かな?というか住んでもいい?ダメカナ?……ダメらしい。ロベリアちゃんにジト目で最低ですとか言われたよ?ありがとうございます!でも勘違いだからね!



 明日からお客さんたちが集団で訪れるとのことで客室の一斉清掃とベットのシーツの張替えをやっている最中なのだけど、数多過ぎじゃないかな?百部屋は軽くあるよ?ホテルかな?


「明日は各地の魔王様たちがやってこられるのですから、綺麗にしておかないと大魔王様からお城から追い出されてしまいますのでがんばりましょう」

「それは困るかな!ビオラちゃん離れ離れは耐えられないしね!」


 あ、照れてる、照れてるよこの子!本当に可愛いなー。ロベリアちゃんなんでジトかな?嫉妬か……あ、花瓶をなんでこっちに向けてるのかな?重いよ?投げちゃだめだからね?駄目だよ!?


「それで、なんで明日から人が増えるのかな?暇人さんが来るの?」

「暇人さんと言うか、お聞きになられていないんですか?」

「お聞きも何も最近来たばかりで右も左もわからないからねー」

「それでは、その、オウカ様の婚約者を決める舞踏会が開かれるというお話は知らないんですか?」

「あ、それは聞いたよ?舞踏会というか武闘会?決闘させる?とか言ってた気がする」

「そ、そうなんですか?うぅ、てっきりもっとこう華やかなものかと……」


 しゅんと落ち込んでるよ……。うん、仕方ないね。あの大魔王に華やかさを求めちゃだめだよ?引きこもりだからね?ジャージ着慣れてる大魔王だからね?あと、オタクだよ?ゲームと漫画とアニメにまみれてたよ!


「ああ、そうだ。そういえばお給料って前借?とかできるのかな?」

「えと、どうかされたんですか?」

「そろそろね、買わないとやばいかなって思うんだ」

「い、いったい……」

「パンツ」

「え?」

「パンツだよ?下着ともいうんだけどね?着の身着のまま来たから一枚しかない下着を毎夜一人で洗って乾かして使ってるんだよ。そろそろ欲しいんだって、あれ、なんでジトなの?ロベリアちゃんそこまで後ろに下がらないでいいんじゃないかな?好感度さん消えてなくなってない!?」


 だって仕方ないじゃない!予備の下着なんて持ってきてないんだよ!冬山に学校帰りに無理やり連れていかれてヘリから落とされたんだよ!妹もろとも!そんで死んだらここだからね!


 うん、どう考えても無理だな?


スパイダーマンのロボ、レオパルドンの攻略法:ソードを出す前に倒すしかない。

エグゼイドのムテキゲーマーかな?

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