Road to ユウかわいい
そもそも最初は普通の強くて優しくてカッコいい系主人公になるはずだった。チート旅寄りのクールなところがありつつ優しい系主人公。そこに至るまで、一般人レベルから始めて、弱さとかを描きながら徐々に強くしていくつもりだった。
しかし、事あるごとにすぐ顔を赤くしたり、生理回辺りの純粋っぷりとか、友達に嫌われないかと不安で不安で、受け入れられたらマジで女の子みたいにぼろ泣きしちゃう姿を見て、思った。
こいつはカッコいいと言うより、もしかしてかわいいんじゃないだろうか。
過去編が始まった。子供のときのユウは素直ないい子という設定である。虐待に遭って泣いたり、レンクスに遊んでもらって喜んだり。
かわいかった。
こんなかわいい子が、大きくなってかわいくないはずがない!
それは確信に変わった。気が付くとそれまでの話をかわいく加筆修正していた。
そんなユウが、エッチな展開になったらどうなるだろうと実験的に始めてみたのがピンク。
も う か わ い か っ た
そしてエロかった。
ユウかわいい教誕生である。もちろん教祖は私(作者)だ。
二章に入り、いつの間にかむっつりすけべとお酒に弱い(そして酔うと甘えて脱ぎたがる)という要素が加わり、さらに外伝では母性まで追加。
ユウかわいいにつられるようにして、ユイかわいいが発生。その頃にはすっかりユウのファンもできていた。ユウかわいい教信者の発生である。
こうして、当初思い描いていた「大人になったら冷静でカッコいい理想的なヒーローユウ」はなかったことになり、「決めるときは決めるが普段は隙だらけで、感情に満ち溢れたかわいい子ユウ」ができ上がった。
もうなるようになったとしか言いようがない。こいつはかわいくなるべくして生まれてきたのだ。作者の想定を超えたとき、ユウはステレオタイプの主人公を超えた一人の人間として完成したのではないだろうか。そんな気がする。
当初の予定とは違うが、キャラとしての魅力は増したのではないかと思う。
ユウかわいい。




