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元の世界へ戻るために~とある部活と異世界召喚について~  作者: アオ


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8/13

#8 ゲーム

皆さん、こんにちは!アオです!

「元の世界へ戻るために~とある部活と異世界召喚について~」をどうぞ!

図書館からの帰り道、俺たちはゲームショップへ足を運んだ。

元の世界にあったカジノのような空間に近くカラフルに光っている

機械が置いてあったりした。それに加えてみたこともないような機械があり

しおり曰くクレーンゲームというものらしい。上のアームを操作して

置いてある景品を取るものらしいけどかなり難しいそうだ。

そしてようやくお目当てのゲームにたどり着いた。

「これか!」

パッケージにはでかでかとゲーム名が記載されており裏面には

勇者とモンスターが戦っている様子が描かれていた。


まさに俺が元いた世界を描いているようなものだった。

「へ~、これ最新作が発売されていたんだ」

隣にいるしおりはパンフレットを読みながらつぶやく。

しおりが読んでいたパンフレットをのぞき込んで情報を確認する。

「えっ、ちょ……べっ、別にまだパンフレットあるわよ」

しおりにそう言われたものの今開いているページから目が離せない。


そこには最強の炎呪文"ビッグフレア"と赤い文字で刻まれていた。

「……買うのはいいけど透の家にこれを遊べるゲーム機なかったんじゃない?」

ゲーム機……?話を聞くとどうやら今買おうとしているソフトというもののほかに

遊ぶための機械が必要だそうだ。しかしその機械がしおりの記憶では俺の家には

ないらしい……つまり買っても遊ぶことができないとのこと。

「……いっ、一応私の家にはあるけど……」


「えっ!?本当!?じゃあしおりの家でやっていい?」

俺が食い気味に提案するとしおりは目をきょろきょろしながら

「えっと……部屋汚いから、掃除したら……また連絡するから……」

耳を赤くしながら話すしおり。

「ありがとう!ほんとに助かる!」

このゲームをやればもしかしたら何かわかるかもしれない。

俺がこちらの世界に来た意味が。


そして待つこと数日……放課後にしおりと帰っていると

「そっ、掃除したから今日ならうち来てもいいけど……」

「まじ!?帰ったらすぐ行くわ!」

あのゲームを買ってから数日、早くプレイしたいと思いながらも

パンフレットをずっと眺めていた。あの呪文には後悔や憎しみしかないが

それでも帰る方法があるなら全然そんなことを言っていられない。


「お邪魔します」

こちらの世界では誰かの家を訪問する際にはこの言葉を言うそうだ。

……こちらの世界というか俺がやってきた日本固有のしきたりだそうだが

なんだか優しい世界だなと感じた。元の世界では誰かの家に訪問するということが

俺にとってはなかったからなんだか不思議な感じだ。


「こ、ここが私の部屋……」

しおりはそう言って自分の部屋に俺を通した。

パッと見、俺の部屋と比べてものが多い印象だった。

「これで片づけたのか?」

「もっ、もちろんよ!前は足の踏み場もなかったんだから!」

そう自信満々に言われると元の方が気になって仕方ない。

「てっ、ていうかデリカシーないわけ!?」

「……デリカシー?なんだその単語は?」

「あんた、記憶喪失をいいことに……」

どうやら俺は、軽くしおりを怒らせてしまったらしい。


まあそんなことお構いなしに俺はゲーム機にソフトをセットする。

するとロゴマークが映し出されてタイトル画面が表示される。

「おおっ!!!」

やっとできるという思いがこみ上げてきて思わず声が出てしまった。

「透がそんなうれしそうなの初めて見たかも」

苦笑いしながらしおりが言う。しかしそんなことも気にせず

俺は早速ゲームをスタートする。


名前を入力するところで俺は思わず元の世界の名前を入れた。

「エイン・ルクシア?透にしてはすごい名前を思いつくわね」

……しまった、まだしおりには異世界から来たことを話していなかった。

いつ話そうか、そもそも話した方がいいのか。

ここまでいろいろなことをしてくれているしおりには感謝しかない。

でもその感謝とこのことを伝えるかは別問題な気がした。


いや、今はそんなことよりもゲームに集中だ。

それから数時間、俺は一言も話さずにゲームに夢中になっていた。

その間しおりはずっと隣にいてお菓子を食べながら俺のゲームを見ていた。

このゲームはレベルを上げてモンスターをたくさん倒して

次の町へと移動していくものだった。しおり曰くよくあるRPGらしいが

この内容が俺のいた世界と全く同じことをやっていて驚いた。


もちろん魔法の概念もあって、レベルが上がる度に新しい魔法が覚えれたり

それぞれのジョブつまり職業があって得意不得意があったりと

まさに俺が生まれてからずっと過ごしてきたあの空間がこのゲームの中には

全て詰まっている気がした。途中にある、ボスとの戦いも絶妙の難しさで

あの時と同じ、転んでも立ち上がってやるとみなぎるほどだった。

この世界に来て初めて、あの世界とつながっている部分を見てた気がする。


気が付けば日は落ちていて残りは明日以降になった。

新しい発見があったわけじゃないけど元の世界と同じ空間を見つけれて

すごく興奮した。しおりに礼を言って家に帰る。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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