#13 VSスケルトン
皆さん、こんにちは!アオです!
「元の世界へ戻るために~とある部活と異世界召喚について~」をどうぞ!
もう一度校舎を見る、何となくだけど行った方が良いような気がする。
俺が立ち上がろうとするとすぐ近くにいたしおりが引き止める。
「ちょっ、透何しようとしてるの?」
「校舎の方に行く、元の世界に戻る可能性があるかもしれないから」
「ばっ、バカなの!?あんなやばい生物を相手にするのよ!?」
「あのモンスター元の世界で見たことあるから大丈夫だよ」
俺がそう言うとしおりは何かをためらって
「わかったわ、でも私も一緒に行く!透が危なくなったら守るから!」
この女は……好きな人ってそこまですごいのかな。
「わかった、でも危険なことだけはするなよ」
俺が言うとしおりは真剣なまなざしでうなずく。
そして俺たちは立ち上がり校舎へ向かった。
「ちょっと、君たち!危ないから戻りなさい!」
途中、他の先生に見つかって行かないように促されたが俺たちは無視する。
ついさっきまでいた校舎が数分という時間だけでこんな恐怖な場所に
変わってしまった。正直、武器がないと不安だ。
何かないかと思い周りを見回す。すると少し大きなほうきが見えた。
「何もないよりましだけど……これじゃあ心もとないな」
そう言いながらも俺はほうきを手に取る。
「これでバシッてたたけばいいってことね!」
理解が早くて助かる……とりあえず進んでいくか。
職員室を覗くとスケルトンがうろうろしているのが見えた。
「ここは任して!私が行ってくる!」
「ちょっ、しおり!」
俺の声も聞かずにしおりはスケルトンのところへ一直線。
そしてほうきでたたき始める。しかしほうきだけで倒せるわけもなく
余計に怒らせてしおりが捕まってしまう。
「っ……たく、だから待てって言ったのに」
俺は持っていたほうきを投げ捨ててしおりをつかんでいるスケルトンに
殴りかかる。手に痛みが走ったがスケルトンもよろめいて
その瞬間にしおりを救出することができた。
でも単に殴っているだけでは倒すことができない。どうする……
するとしおりがほうきを投げ捨てて今度は近くにあった折り畳みの
椅子を持ち上げてスケルトンにぶつける。
ガンという金属音とともにスケルトンの頭からひびが入りボロボロになった。
「やった~!どうよ!」
自慢げにしおりはこちらを見てくる。椅子で殴れば倒せれるというのは
良い情報だが、本当に無茶だけはしないでほしい。
「助かったけど、危なかったからな。気をつけろよ」
「わかったよ~。でも倒し方がわかったから次進もう!」
追いかけられていたときはあれだけビビっていたのに今はそんな
面影すら感じさせない……やばいけど少し心強い味方だな。
職員室から出て俺たちは二階へ足を踏み入れる。廊下から大量のスケルトンが
出てきた。これだけの数を対処することができるか……
ちなみにしおりに提案によって俺たちは一つずつ椅子を持っている。
「……数が多いわね」
さっきまでの雰囲気と違ってこれはやばそうな気がする。
何か一気に倒せそうなものないか……呪文は……存在しないしな。
「ブリザード」
俺が小声で言うと手のひらから氷がコロコロと落ちる。
「え、もしかして……」
この世界でも呪文が使える可能性があるということか。
「どうしたの?」
俺が黙っていたからだろうかしおりが尋ねてくる。
「いいことを思いついた。しおりなら臨機応変に対応できるはずだ、信じてるぞ」
そう言い残して俺は目を閉じて集中する。
「ブリザード!」
大きな声でスケルトンに向けて言い放つと一気にスケルトンが凍る。
「よしっ!攻撃だ!」
敵を凍らせてすぐに持っていた椅子で攻撃を開始する。
しおりに状況を理解してくれたようで同じく攻撃を行ってくれる。
奥の方にいたスケルトンを凍らすことはできなかったが何とか前方にいた
スケルトンたちを倒すことができた。しかし攻撃をしている途中で
「うっ……ぐっ」
全身に激痛が走る。そして俺は気を失った。
目が覚めた時には保健室にいた。
隣には泣いているしおりがいた。
「あっ……よ、よかったぁ~」
その場に座り込むしおり。今の状況が追いつけていない。
「一体、何がどうなっているんだ?」
「わからない、けどあの生物を倒したときに透がいきなり倒れてびっくりしたよ」
そうだ、全身に激痛が走って意識がなくなった気がする。でもなんでだ。
別にそれまでに体調が悪かったわけでもないのに。
「もしかしてなんだけどさ、呪文使ったからじゃない?」
「どういうことだ?」
しおりのその言葉に意味が分からず意図を聞く。
「ゲームとかだとMPとかで呪文が使える回数みたいなのが決まっているけど
それみたいに制限をかけられているんじゃない?」
……なるほど、確かにしおりの言う通りかもしれない。
元の世界でもある程度呪文を使うと体力がきつくなったことがあった。
もしかしたらそれなのかもしれない。
「確かにありそうだな、つまり俺は呪文の使い過ぎで倒れたということか?」
「あくまで私の予想だけどそうかもしれない」
たった一回の呪文でここまで体力を奪われるとは。
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




