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過去作品葬短編シリーズ 第1弾『詐欺師霊媒探偵 陰城弓耶』

作者: とり飼ジン


陰城弓耶(かげしろ ゆみや)は探偵であり、詐欺師であり、霊媒師であり、骨董屋でもある。


そんな彼の所にはいろんな話を持ち込んでくる。


これはその中の一つである。



●●●




住宅地の中で男の子が自転車に乗っていると十字路になっていた為、一度止まり、左右を確認した後に自転車を漕ぎ始めたら左から車が来ていた。


車の中の男性はクラクションを鳴らしてそのまま走ってい行ってしまった。


男の子は車の中の男性と目が合った時、ハッとなり男の子は自転車を漕ぎ始め車の後を追った。


少し先で信号で止まっていた待っていた男性。左の窓の方を見ると先ほどの男の子が満面の笑顔でこちらを見ていた。窓越しで聞きずらかったが「…ですよね? た……んの……です…ね?」


男性は気にしないで先に進んだ。また少し先に進んでまた信号で止まる。男性がバッグミラーを見るとまた男の子が満面の笑顔で全力で自転車を漕いできた。


「な、なんだ?」



男性は少し怖くなり信号が青になったのを確認してスピードを上げて進んでいった。男性はまっすぐではなく横道などに入り追ってきてないのを確認しながら進んだ。だが気が付くと近くまで来ていた。


男性は窓を開けて男の子と話すことにした。


「なんだ!!なんの用だ!!お前が悪いんだろうが!!」


と男性が怒鳴りながら男の子に言うが男の子はキョトンとした顔をした。


「あの~タカシくんのお父さんですよね?」


「は?」


「タカシくんの。。。」


「ちげぇーよ。クソ」


男性が車を走り出そうとしたが男の子が前に立っていた。


「どけ!!」


そでれも男の子は満面の笑顔でこちらを見ていた。男性は怖くなり少しおびえながらいう。


「本当に人違いだ。だからもうついてくるな。警察を呼ぶぞ」


「いいよ、呼んでも。是非そうしてください」


「は?」


「だってタカシくんのお父さんは行方不明になっているから…おじさんは記憶がないから。ぜひ、警察を呼んでください」


「いや、俺は」


「是非、タカシくんが喜びます」


「本当に。。。」


男性は無意識で車を飛ばした。どこかもわからない場所まで進んだ。男の子の確認もできないぐらい。


「俺は悪くない。俺は悪くない。だってあの子がいけないんだ。俺は知らない。俺は違う。俺はおr」


男性はもうその周囲に近寄るのを辞めた。




●●●



陰城弓耶(かげしろ ゆみや)は椅子に偉そうに座りながら言う。

「これを話してくれた彼は男性の知り合いらしく、そんな話を聞いたらしい。作り話かもしれないっと言っていたが男性は少し引きつった顔をしていたとか…。この話のオチはないけど、オチどころを作るとしたら…」


【男の子は生きていると仮定して双子または三つ子でその地域が詳しく先回りができた。男性は男の子が左右を確認して渡ろうとしたのを見えていたがそれを気にしないで行った。それが気に食わなかった男の子が兄弟を連れて先回りを繰り返した。男性を怯えさせるために()()()()()()()()()こと言って男性を怯えさせた】


「幽霊かもしれない? ないない。もし幽霊なら…その男性にず~とくっ付いているはずだからね」


これは昔、サービス終了したブログで書いていた作品の一つので『詐欺師探偵 陰城弓耶の奇妙な話』の短編の話だったやつです。

陰城弓耶の事を知らなくても大丈夫そうな物語だったので載せました。

というよりも残っているのが3作品(やりかけ2作)しかなかったので。

奇妙な話やホラーテイストを扱うのがこの作品です。

もしまた書きたいなって感じたらまた書くかもしれません。


よろしくお願いします。

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