闘う私にエールを。
毎日なぁなぁで過ごしてきた。
嫌な事も私が目をつぶれば…
言わなかったら喧嘩にならないし。
言い合いするのは疲れるし、凹むし、しんどい。
…きっと向こうも我慢してるだろうから。
いやいや!ちょっと待って。
それならどうして私に優しい言葉が聞こえないの?
「大丈夫?手伝うよ。」
「大変だったね。無理しないで。」
「お疲れ様。いつもありがとう。」
こんな言葉で労うのって好きな人なら当たり前だと思ってました。
私の約10年はたった一人で闘う日々だった。
小さな子供を抱えろくに眠る事も出来ず、毎日何をして過ごしていたのか記憶がない時期も多々あります。
そして今。
私の心だけでなく体も悲鳴を上げました。
「…もう無理だ。やめよう。」
始めた事を簡単にやめる訳にはいかないと思っていた。
けれど、それは果たしてこんな風になってまで守らないとならないものだったんだろうか…?
その疑問にぶつかった時、張り詰めていた糸が切れてしまった。
「あぁ。私は、やっぱり無理をしていたんだ。」
しんどいのに誰にも分かってもらえない。
聞いてすらもらえないのは辛かった。
「もう頑張らなくていいよ。」
友人の声に涙が止まらなくなった。
きっとこの先、大変な事も辛い事も沢山あると思う。
でも、私には守るものがある。
自分の命に代えてでも守らないといけない。
だから、覚悟を持って幸せを感じながら笑顔で生きる事を選んだ。
一人で闘う私にエールを。
明日は明るいはずだから。