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自殺者及びいじめの減らし方

作者: 滝澤海帝

僕は友達が少なく、充実した学校生活すら送ることのできていないごく普通の学生である。

私は常日頃から精神科医に通いたいと思っている。

理由は簡単だ。

自分の考えが他人には伝わらないことが多く、他人の考えないような事を深くまで考えてしまうからだ。

例えば正義と悪なんて存在していなくて、誰かの正義が誰かの悪であるだけなのではないか。

つまり、正義と悪との戦いではなく正義と正義の戦い、

もしくは悪と悪の戦いなのではないかと自分でも訳が分からなくなるようなことを暇な時に考えるのである。

最近自殺者やいじめについて取り上げられることが多くなってきた。

そこで僕の考えを聞いて欲しい。

自殺者やいじめが増えるのはこの国が裕福すぎるせいなのではないだろうか?

自殺の原因を考えてみると、生活に不満がある、いじめが辛い、人生が面白くない、人間関係が上手くいかない

このような事が理由として挙げられる。

過去この国は戦争を行っていた。その時も自殺者はいたが、戦争が終結した途端に数が増えたのである。

つまり、人は生きるか死ぬか以外の選択肢、又は娯楽を与えてしまうと、他人との比較を始め自分の方が劣っていることに気づき、勝手に死んでいくのである。

このことから僕は戦争をすることにある意味賛成している。

僕の中では、戦争をするメリットはいくつかあると思う。

まず1つ目、国の領土を広げられる

2つ目、賠償金が貰える

3つ目、生きていることに幸福を感じる

4つ目、敵国を倒すという集団での目標が出来る

5つ目、技術力や生産力が向上する

現代の社会で最も欠けている物は3つ目だと思う。

今でも紛争地域の人々は生きるか死ぬかの選択を迫られている、食べ物だってろくに食べることが出来ない人だっているそんな世の中で、当たり前のように1日3食を食べ、当たり前のように服を着て、当たり前のように寝ていられるこれ以上の幸福があるだろうか?

人間というのは怖いもので慣れてしまうと直ぐにそれが当たり前だと思ってしまう。

今ここに生きていられるだけで感謝しなくてはいけないのに

何が「死にたい」だ。その選択肢すら選べない場所だってあるというのに。

当たり前のことを当たり前にできるのは実は当たり前ではないと言うことをよく考えて欲しい。


いじめをなくすために有効なのは4つ目だと思う。

もし、「1ヶ月以内に20人で家を建てろ、建てられなかったら殺す」と言われたら20人はどうするだろうか。

私の考えだと半数以上は必死になって家を建てようとするのではないかと思っている。

命が掛かっているのだから他人に構っている暇もないし、

むしろ協力的になるはずだ。

同じ目標を持つことで仲間意識が生まれ、いじめなど絶対起こらない。

しかし、その期間が一生に設定された場合、あまりにも余裕があってお互いを知る時間がありすぎるので、互いに軋轢が生じてしまう。

それが段々とヒートアップしていくといじめに繋がる訳だ。

お互いを何も知らないでいじめも喧嘩も始まるはずもない。


そして最後に死ぬほどの勇気と時間があるのなら、なにか目標を作って死ぬまでやってみたらいい。

どうせ死ぬなら、出来ても出来なくても変わらないはずだから。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 興味深いテーマですね 戦争は反対ですが、イジメは罰せられるべき犯罪だと私は考えています この小説のように、短期間のうちに目標があればいじめは起こらない というのは私にはない発想でした […
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