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80 扉
とんとんとん
扉の前で待ちぼうけ
もうかなり時間がたつけど
全然開く気配がない
扉の向こうには確実にあなたがいるのに
トントントン
何度か叩いてみたけど開かないな~
聞こえてるのかな~?
物音と声はするのにな~
扉の前で待ちぼうけ
季節は秋から冬へと変わるこる
段々蒸し暑さから冬の寒さが見え隠れする
このまま冬へ入って寒さと闘いながら
凍死するかもしれない自分を覚悟すべきか?
もう少し待っても開かなかったら
非難すべきか?
扉の向こうにはもう一つの扉が待っている
せめて
この扉だけでも開けてくれたら
暖を取りながら待てるのにな~
どうしたら良いのか迷っている
2022 0605 0802
80 扉
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