66 あなたと私
何故か?
暗闇の中
私とあなたは手を繋いで飛んでいた
あなたは
青い真ん丸な地へ下りようと
私と手を繋いで飛んでいた
もうここでお別れだね
と心の中で呟いた
あなたは何の迷いもなく
「絶対探し出すからね~」
そう言って私の手を離して
離れて行ってしまった
「絶対に探してね~」
私はそう言ってあなたを見送った
最後に
「バイバイ~」
と言ってあなたは地球へと下りていった
私も
「バイバ~イ」
と言ってもう見えなくなりそうな
あなたを見送った
二人の声は子供の声だった
そんな
暗闇を上から青い地球へ手を繋いで下りていく
あなたと私は子供の声
そんなあなたを見送る場面が何故か?
私の頭に残っている
現実に
あなたは本当に私を探し当てた
約束通り私を見つけることができた
あなたが私を見つけるてもらえるために私がした事
これも絶妙な導きが絡んだ方法
これは最初っからこうなると想定しての
約束通りの必然な方法なのか?
と思うくらい今となっては
私も不思議なくらいの
たくさんの奇跡があったりする
そんないろんな奇跡が絡まり合い
今に至る
過去を振り返れば振り返る程
偶然と処理できない必然を感じてしまう
66 あなたと私
最後まで読んで頂きありがとうございました




